普段はお墓参りをしない方も、お盆や帰省時には墓地に行くということも多いのではないでしょうか?
今回は、お墓参りの際に後始末の方法について紹介します。お墓参りが終わった後に、線香の火は消すのか?お供え物は食べてよいのか?墓前に供えた生花・造花はそのままにして帰ってよいのか?をお伝えします。
お墓参り帰り際に線香の火は消す?
お墓参りにつけた線香の火、帰り際につけっぱなしでも良いのでしょうか?
線香の火がすべて燃えつきるまでお墓参りできるとベストでしょうが、それすら待てずに慌しくお墓を後にされる方も多いのが現実です。
その場合、線香の火は消していくのが確実です。線香の火を消さなかったことで墓地が火事になったということは聞いたことがありませんが、こうやって火を消したほうがいいものか?と検索をかけるあなたのこと。
線香の火をつけっぱなしで帰宅したら、その後も気になってしまいませんか?火事になってたらどうしよう・・・なんて考えるぐらいなら、線香の火を消して不安の灯火も先回りして消しておきましょう。
消し方は、線香に水をかければいいです。
そのままだと少しお墓が汚いかな?とお感じなら、火を消した線香をビニール袋に入れて持ち帰れば大丈夫です。
線香を墓前に置きっぱなしだと風で吹き飛ばされたりして、火の始末ができてない以上に迷惑になりそうです。
まー、もしあなたが線香の火をつけっぱなしで置いてきてしまった後なら、気にしすぎてもしょうがないです。お墓が火事になることはないし、風に吹き飛ばされた線香もすぐ自然に返ると思って、楽しく過ごしておやすみなさい!
お墓参りのお供え物は食べる?持ち帰った後は?
お墓参りのお供え物、故人の好物を供えたりしますよね。
お墓参りでお供えした、食べ物、飲み物は、その場でみんなでいただいてもよいのです。
え、そうなの\(◎o◎)/!?
驚かれた方もいるかもしれません。私も驚きましたが、墓地管理人に聞いたので間違いありません。
故人とみんなでおいしい食べ物をシェアすること、墓前でみんながおいしそうに食べながら語らってる場面を眺めることは、故人もなかなか嬉しいのではないでしょうか。
ただ、ほかのお墓参りの方にご迷惑にならないようにだけは気をつけましょうね。
墓前で酒盛り・・・とかはさすがにやりすぎなので、常識の範囲内でお願いします。
また、その場で食べない場合、お供え物は必ず持ち帰りましょう。
生もの等はカラスや野生動物に食べられてしまう=墓前が荒らされる ことになりますし、荒らされずとも片付ける墓地管理人さんの仕事を増やすことになります。
墓地管理人さんがいないよおうなお墓なら、荒らされっぱなしで、墓石も非常に傷みます。自分の家の墓石だけならまだしも、他家のお墓まで汚してしまう可能性も大いにあります。
お供え物は食べ物・飲み物に限らず持ち帰り、仏前に供えるもよし、そのまま皆で召し上がるもよしです。
供えたものは不浄でもなんでもありません。むしろ日本に古くからある同食信仰において、お供えしたものを現世のみなで食べることは供養のひとつであるという慣わしがあります。
ご先祖様と一緒のものを食べ、供養を全うしましょう。
お墓参り 供えた花は持ち帰る?生花・造花の場合
お墓参りでお供えした花はどうしていますか?
基本的にお供え物はすべて持ち帰りましょう。
墓地によって花はそのままで良い所もあります。その場合は、お供えしたまま帰ってもよいでしょう。
生花・造花・食べ物・線香の後始末をどうするか?は、基本的にその墓地のルールに従ってください。
ただ、墓地のルールがどんなものであれ、供えた花や食べ物をすべて持ち帰って迷惑になることは一切ないですので、持ち帰ることが基本だと思っていただいて間違いありません。
お供え物をすべて片付け、お墓をきれいにして後にするのは、少しさびしい気もしますが、後始末がきちんとできる家族を見て、ご先祖様もさぞ誇らしいのではないでしょうか?
頻繁にお墓参りに訪れることがないのなら尚のこと、立つ鳥跡を濁さずがベストです。
お墓参り後始末まとめ
いかがでしたでしょうか?
お墓参りが終わったら、線香もお供え物もすべて持ち帰ることをおすすめします。
来たとき以上に帰るときのお墓がきれいだと、みんな気持ちいいです。
「また来ますね」と心の中で一言お声掛けすれば、ご先祖様も気持ちよく見送ってくれるでしょう^^
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