保育園の保育参加、体験されましたか?
子どもが1歳児~5歳児クラスの間、毎年保育参加を体験しました。
一言で言えば、参加してよかった!なのですが、何がどう良かったのか?の感想を紹介します。
また、保育参加の意味・狙いは何か?から、ママ先生・パパ先生として子ども達に読み聞かせる絵本、何を用意しておけばよいかをお伝えします。
保育参加の意味・狙いとは
保育参加とは、保護者が一日保育士体験をすること。保育園の様子、我が子の様子、クラスの様子などなど、実際に体験することで気づきを得、子どもや保育園への理解を深める狙いがあります。
保育参加と似ているようで違うものに、保育参観があります。保育参観は、保育の様子を観察するもの。小学校の授業参観のようなものです。小学生でも、教室の後ろに保護者が並ぶと興奮して、普段通りの様子を見るとはなかなかいきませんよね。
保育園児なら尚のこと。ママやパパが見ていると分かると、普段の保育どころではありません(笑)。なので、保育参観を実施する保育園では、保護者が“変装”してこっそり子ども達の様子を伺う、というまるでギャグだけど真剣な参観が行われます。
変装道具は、大抵の場合園側が用意してくれます。そうじのおばちゃんに変装するなど、三角巾にマスクで顔をほとんど隠すと子どもは全然気が付かないようです。
保育参観だと、保育の様子や我が子の様子は分かりますが、個人的には保育参加が圧倒的に得るものが多いと感じます。
保育参加は子どもの様子が分かる、というよりも、保育士さんの仕事(の大変さ偉大さ)が分かるというメリットが大きいです。また、我が子だけでなく、他の子ども達との距離もぐんと縮まります。
自分の子どもだけでなく、一緒に毎日を過ごす他の子供・保育士さんと保育参加以上にコミュニケーションを取れる機会は、ほとんどないと個人的には思います。
保育園 保育参加5歳児クラスの感想
我が子を保育園に預けて早5年。その間、毎年「保育参加」を体験しました。
その年次なりの感想はあるのですが、直近の5歳児クラスの保育参加感想をお伝えしたいと思います。
5歳児クラスは、23人の子ども達を担任2人で保育するというすさまじいものでした。うち1人はほぼ全く集団行動ができない発達障がい児。保育士1人が22人をリードし、もう1人が発達障がい児をサポートするという体制で毎日の保育をされていました。私が毎日たった1人の我が子すら御せずに声を荒げていることを思えば、神業としか思えないです。。
ただ、やはり集団保育ということもあり、マンツーマンの保育とはちがうメリットでメリットがありますよね。家では絶対食べない嫌いな野菜も、皆で食べる給食なら食べるとか、家ではかんしゃくを起こすことも、園でなら歯を食いしばって我慢できるとか・・・。
そういう保育園では何気ない日常も、保育参加しなければ気づけないのが預ける側の立場。普段の送迎時でも、多少は他の子や保育士さんと触れ合いますが、1日保育参加となるとその密度は全然違います。
保育士さんには、お客さん扱いながらも掃除など簡単な業務を振ってもらい、一気に同士感が高まりますw
毎年参加していますが、5歳児クラスに参加してこれまで感じなかった感想がひとつ。それは、保育士さんが子どもに怒る回数が多いなということ。そんなに怒るんだ・・・!という驚きは、正直ありました。これまで保育参加では、のびのび育ててもらえていると感じていたので、ある意味衝撃でした。
保育参加後の個別面談で、「保育園の子はなってないから、しっかり座って話を聞ける状態で進級させてください」と小学校の先生に言われている。というこれまた衝撃な発言があることを知ったので、そういうプレッシャーも関係しているのかなと思います。
怒られてばかりの子供を見ているのは私はつらかったです。どうしても、怒られる子って偏りますしね・・・。でも、ただ見ているだけでも大変な中、わざわざ怒る・叱るをしっかりやってくれていることに感心したのも事実です。
保育参加をして毎回、保育士さんのプロフェッショナルさを肌で感じ、感謝の念ばかり沸き起こります。保育参加=保育士体験だからでしょうね。
この仕事に求められる細やかさ、共感力、ダイナミックさ、協調性・・・。保育士という職業の何たるかを身をもって知れる体験です。
また、ママ先生・パパ先生は子ども達に大人気。ただいるだけで子ども達がわらわら寄ってきます。こんなモテキ体験、保育参加でしか味わえません!
子ども好きじゃなくたって、一度味わえばやみつきになること請け合いです。
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保育参加で読み聞かせする絵本はどう選ぶ?
これはどの保育園でもあることではないでしょうが、保育参加中に持参した絵本・紙芝居を園児たちに読み聞かせするプログラムがあります。
これが私大の苦手でして・・・。人前で話すことが苦手なので、たとえそれが園児だとしても恥ずかしいのです。
普段から家で読み聞かせをしているなら、
・読みなれているもの
・我が子が好きな絵本
を持っていくのが鉄板です。ただでさえ緊張する読み聞かせ、読みなれていない絵本というだけで緊張度が高まりますし、我が子が好きなら大抵の園児も興味を示すでしょう。
逆に、家で普段読み聞かせしていないなら、図書館に行って絵本や紙芝居を借りてくるとよいでしょう。司書の方に「●歳時に向けて保育園で読み聞かせするのですが、オススメの本はありますか?」と聞けば、ふつう答えてくれます。
その場合、必ず読み聞かせの練習をしましょう!馬鹿げているようで、大切なプロセスです。保育園の先生で、一度も素読みしないで絵本を読み聞かせる人はいません。素人のあなたなら尚更です。
自分の子どもに読み聞かせることで、聞き手の反応も予習できます。
長文を読むのが苦手だからと、文章が少ない絵本を選ぶと、意外と困ります。文章が少ない絵本のほうが、読む技術がいるんですよね・・・。私がコレで失敗しました。
読み聞かせに自信がない人ほど、絵でイメージさせる物語よりも、とりあえず読めば分かる系の絵本を選んでみてくださいね。
保育参加の感想まとめ
いかがでしたでしょうか?
結論、保育参加は素晴らしい!保育士さんの偉大さを肌身で感じる滅多とない機会です。
仕事休んで行く価値はあります。ぜひ参加してみてくださいね^^
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