夏休みの宿題に必ずといって良いほど出されるのが読書感想文。
さて、一体何をどうやって書くのやら・・・。
今回は、読書感想文にあらすじは必要か不必要か?あらすじの簡単な書き方を元小論文講師が教えます。
読書感想文にあらすじはいらない!?
読書感想文といえば、あらすじ+感想を書くものと思っている方が多いと思います。
感想文ですから、感想は必要です。では、あらすじって必要でしょうか?私の結論としては、
読書感想文にあらすじは不要
です。
あらすじを何のために書くのか?というと、書き手の思考を整理する作用もありますが、基本的には読み手に「本の内容を簡単に伝えてあげるため」に書いています。
では、感想は?感想を書く際に、必然的に「どの部分で」もあわせて書くこととなります。「どの部分」さえ書けてれば、本全体の内容=あらすじを書く必要はありません。子供が深く心を動かされた部分のみピックアップして書けばいいのです。
繰り返しになりますが、本全体の内容の説明=あらすじは必要ないのです。
心を動かされたエピソードだけを取り上げるからこそ、より密度の濃い読書感想文に仕上がります。
読書感想文あらすじの簡単な書き方
とはいえ、「そんな感動するところなかった」「書くことない」と言うお子さんもいるでしょう。
そんなときこそ、あらすじをしっかり書いてください。
はい、はっきり言って文字数稼ぎです。感想文書くためだけに無理やり読んだ本なら、どこも感動してないし特に何も書くことないのは全くめずらしいことではないです。無理やり感動する本に出会うまで何冊も読むのは、よほどの読書好きな子以外しなくてよいです。
あらすじで文字数稼いでちゃっちゃと終わらせましょう!そして、その子が本当に好きなことに時間を使いましょう!
で、あらすじの書き方なのですが、「書いてあったことをまとめて書けばいいのよ」と言うだけでは書けない子が多いです。なので、親があらすじを誘導するために参照できるのは・・・
・書籍巻末の解説
・出版社HPの当該作品の紹介文
・amazonの紹介文レビュー
・作品タイトル+あらすじ で検索
最後の「作品タイトル+あらすじで検索」は有名タイトルや読書感想文の定番作品ならほとんどの場合見つかります。それをちゃっちゃっとまとめてお子さんに伝えてあげましょう。
ほかにも、作者インタビューや、作品特集なども参照にできますが、これに労力を使うのは馬鹿げているので省略しました。ここは神経質になり過ぎなくて大丈夫です。多少間違ってても、問題ないです。
なぜ問題ないかと言うと、きちんと作品を読めて、それを正確に伝わるように書く力は子供に限らずほとんどの大人も持っていないものだからです。あなたも読んだ本・見た映画の内容を正確に文章で伝えられますか?あらすじすら間違ってるレビューとかいっぱいありますよね?それが答えです。
あらすじをだーっと書いて、ちょこちょこ「びっくりしました」とか「かわいそうだと思いました」とか感想をはさんであげればOKです。
こんな稚拙な読書感想文でいいの?と親のあなたは心配になるかもしれませんが、大体子供の感想文はこんなものです。一部突出した感想文が出されますが、もちろんそれはごく一部。大人の入れ知恵をすると、あっという間に佳作に入ってしまうレベルになってしまうので、気をつけましょう。
読書感想文のあらすじまとめ
いかがでしたでしょうか?
読書感想文にあらすじは必要ない。心動かされたエピソードを抜き出して書け!
本を読んでも何にも感動しなかったなら、とにかくあらすじを書いて作文用紙のマスを埋めろ!あらすじすらまとめられないなら、親がググってさっさと終わらせて好きなこと楽しいこと有意義な時間の使い方をしよう!
読書好きな子は勝手に書けます、読書感想文。
苦手な子が宿題に時間を割くのはもったいないですよ。
enjoy summer vacation!
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