社長と大喧嘩!ってわけでもないのですが、私の言動が社長の腹に据えかねたようです。その後、ほとんど解雇のような状態で退職しました。
小さな会社で社長に意見するリスク、揉めたこと、社会保険労務士さんに労働相談した経験と、結局どうなったか?の顛末をお話します。
社長と喧嘩で退職に追い込まれるまで
社長とケンカ・・・したわけではないんです、正確には。
正確には、事業についてある提案したのですが、その際の私の物言いが悪かったのか、はたまた物申されるだけでもいやだったのか、多少揉めました。後日「今後のことで話しがある」と呼び出され応じると、「あなたと雇用関係を継続するのは難しい」とのこと。
・他のメンバーの前で俺を侮辱したこと
・会社で一番偉いのは俺
主に上記のような点を指摘されました。
こちらとしての言い分はあるのですが、正直「なんて器の小さい人だ」と思いましたね。
重ねて「解雇しても勝てる」と言われたのが決定的。何に勝てるのか?おそらく、私が解雇を不当だと訴えても勝てるという意味かと捉えましたが、侮辱罪とかですかね?
じゃあ解雇にしてくださいと言いましたが、それはする気がないようでその後
解雇は会社が希望して行うもの
退職は●●さんが希望して行うもの
とメールで伝えられました。解雇しても勝てるんなら堂々と解雇したらいいのに、なにをびびっているのかと呆れました。
解雇騒動で労働相談へ~社労士さんと話し合い
そんな感じで社長と揉めましたが、私は今回の件に非があるとは思わなかったので、自分から退職するのもなんだか違うと考えました。だがしかし、この人とこの会社でこの事業を一緒にやっていくというモチベーションが完全にくじかれたのも事実。
その会社自体は、パート含めてというかほとんどパートさんですが従業員5名弱は在籍していました。私はメイン事業とは違う事業を担っていたので、他の方との関わりはなく、ほぼ社長と2人で仕事をやってきました。
大会社でも中会社でもありません。完全に極小会社です。社長と折り合いが合わないと、たとえ居座り続けようがやりにくいのは間違いないですし、先ほども書きましたが、この社長と一緒にやるのきついというのが本音でした。この一件で、まったく尊敬できなくなったからです。
そんなとき、ふと思い出したのが行政の法律相談。自分の住む街の法律相談に、労働相談の枠がありました。月に一度の開催ですが、ちょうどそれを調べた際、明日開催と知り、即予約をいれました。
行政の労働相談は無料!当日市役所に行くと、まずは市の職員から簡単な申込書を渡され記入しました。確か名前・住所・相談概要とかでしたかね。その後別室に移動、社会保険労務士さんが2人いらっしゃいました。
社労士さんに、ことの顛末を話すと法的にこうできる、ああできる、など教えてくれます。ですが、結論としては「さっさと縁切ったほうがいいよ」でした(爆)
法的にどうこうする方法もあるが、それはそれで大変面倒だ。大して得られるものがないなら、さっさと次行こ、次!みたいな結論で、ちょっと意外でした。はじめての労働相談だったのですが、イメージでは、理詰めで、法的に思考するかと思っていたので。
これは、行政の無料相談という性質も大きいかもしれません。社労士事務所で相談したら、法的な手続きの話担ったのかなと推測されます。そうしないと、社労士さんも仕事(お金)になりませんもんね。
ということで、法的観点からどうこうというアドバイスより、完全に友だちみたいな感じの相談回答で終わりました。でも、それがそのときの私にはいい具合でした。単純に、すごく元気になりました!市の労働相談は賢く利用してみてくださいね。
ちなみに、その日労働相談をしていた市民は私含め2人でした。平日の昼間に労働相談ってなかなか労働者はできないというのもありますが、1日(月間)に2人じゃ少ないですよね。もったいないので、ぜひ活用ください。
社長と喧嘩の顛末~退職して独立しました
結局、退職しました。
ただ、「退職する」とは一言も言いませんでした、意地です。
その代わり、個人事業主になって、これまでの業務を成果報酬で受け取ることとしました。それは、はっきり言って社長の希望する形でしたので、それに沿うて良いのか?と悩みましたが
・やってきた(そして今後請け負う)仕事自体は好き
・お金の問題
おもに上記2点により、業務委託することに決めました。
もともと就業規則も雇用契約もない会社だったのですが、今回の経緯もあり、業務委託の契約書は何度もやり取りしました。疑ってかかっているので・・・。本来は、信頼関係のない人と契約を交わさないほうが良いと思いますが、生存戦略です。
まだ独立してから3ヶ月も経っていませんが、社員だった頃より入るお金はがくんと減りました。現状1/2程度です。その分、自分で稼がなきゃ!というやる気が沸いてきました。なんやかや言っても、サラリーマン時代は月給にあぐらかいてましたね。
安定的な収入はなくなりましたが、時間に縛られることもなくなりました。勤怠の連絡をしなくて良い、時間の使い方が自由、というのは個人的に最強のメリットです。
個人事業主ばんざい!
まとめ
今回は、恥ずかしながら私自身の体験談をお届けしました。
社長と揉める、本当にしんどい経験でしたが、結果オーライ。すべては必然。なるようになるの精神で、会社員時代よりも今のほうが幸せです。
そもそも社長とケンカするようなタイプは、雇われ人には向いてない可能性が高いので、雇用にしがみつきすぎず、さっさと独立してガツガツ稼いで行く道に、楽しい未来が待ってるかもしれませんね。
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