草津のサンヤレ踊りは、毎年5月3日の祝日に滋賀県草津市で行われます。
ゴールデンウィーク中は、各地でお祭りや行事が多いのですが、まさか私の住む近場でこんな踊りのお祭りがあっていたなんて!知りませんでした(^^ゞ
このお祭り、動画で見ていてもとても古い歴史を感じます。
そして、太鼓やカネの音が響き、踊る子供たちの衣装は華やかで、とっても楽しそう。
今日はそんな『草津のサンヤレ踊り』の情報をお伝えしていきます!
もくじ
草津のサンヤレ踊りとは?由来と歴史を楽しく解説
5月3日に滋賀県草津市下笠町にある、老杉神社で行われる草津のサンヤレ踊り。
サンヤレ踊りは、五穀豊穣や無病息災、人々の幸せを祈り、老杉神社に奉納する踊りなんですよ!
下笠町(しもがさちょう)をはじめ、志那(志那神社)、志那中(惣社神社)、片岡(印岐志呂神社)、吉田(三大神社)、長束(春日神社)、矢倉(立木神社)の草津市内7つの地域に伝わる民俗芸能です。
下笠には中世以来、行政地域とは違う8つのムラという宮座があり、老杉神社の祭礼は昔から、その宮座の氏子たちが奉仕してきました。そうなんですねぇ。
踊りの構成は、太鼓打ち、スッコ、ササラ摺り、棒振り、鼓打ち、太鼓受け、音頭取り、鉦摺(カネスリ)笛吹きからなります。これは各地域で若干違うところもあるようです。
疫病神を追い払うために、鉦、太鼓、笛などで疫病神の気を誘い、踊りの行列と共に集落の外に追い払うというもの。
疫病神をその気にさせといて、踊らせておきながら、いつのまにか外に追い出すなんて・・・。たちの悪い恋愛みたいだわ(笑)
「サンヤレ、サンヤレ」や「ヤー」など意味の分からないお囃子で団扇を片手に踊ります。
楽しく踊って、疫病神をその気にさせるんです。追い出されるのもつゆ知らず・・・(笑)
囃子の音頭の中で繰り返される『サンヤレ♪サンヤレ♪』という囃子詞は、『幸あれ、幸あれ』が転じた言葉とされています。
現代とは違い、昔は治らない伝染病や飢饉などありましたから、心の底から皆の幸せを祈っていたんでしょうね。
草津のサンヤレ踊りが分かるよう動画をご覧ください!
草津のサンヤレ踊りのみどころ
サンヤレ踊りは、室町時代後期から近世初期にかけて流行った風流囃子物(ふりゅうはやしもの)が起源とされています。
下笠の中に残されている衣装の中に、貞亨5年(西暦1688年)のものがあり、330年近い歴史があることがわかっています!
すごーい!古いー!!よく残ってましたねぇ。
平成5年(1993年)には国の選択無形民俗文化財になっており、また平成30年(2018年)には日本遺産「琵琶湖とその水辺景観‐祈りと暮らしの水遺産」に追加認定されました。
これまたすごいです!!!
こりゃ、一度観てみないといけませんよね!
華やかな笠をかぶり、キレイな衣装を身につけて、リズムに合わせて子供や若者が楽器の音と共に、飛んだり踊ったり、見ていても華やかなお祭りです。
サンヤレ踊りの前は、踊りの練習がけっこう大変なんですって。
老杉神での踊りの奉納が終わると、踊りの一行は神輿とともにそれぞれの集落で踊りを披露しながら御旅所に向かいます。
行列は、神社→御旅所→神社まで神輿と共に練り歩きます。
下笠のサンヤレ踊りが草津のサンヤレ踊りの代表格みたいなものですが、各地域で変わった儀式もあるようです。
志那神社では、清めの塩を囃子方や踊り手の頭部に乗せて行くそうな。
塩漬けだー(笑)
さて老杉神社ですが、御祭神は素戔鳴尊(すさのおのみこと)で、社伝によれば大和時代の末期に神霊が大杉の梢に降臨し、これを祀って老杉神社としたのが始まりとされています。
室町時代末期、宝徳4年(1452年)に建立された本殿は、国指定の重要文化財です。
ひわだ葺(ふき)の屋根は見事な流線で、唐破風(からはふう)という中国風のなだらかなカーブが特徴の中門と、その両側に延びる透塀との調和が厳かな雰囲気を醸し出しています。
欄間には、桐、椿、笹、魚など多種多様の極彩色彫刻がはめこまれ、豪華です。
ぜひ見てみたいですね!
これだけでも一見の価値がありそうです!
草津のサンヤレ踊りの日程や時間など基本情報
1.開催日
毎年5月3日祝日
2.場所
〒525-0029 滋賀県草津市下笠町1196 老杉神社
3.時間
11:30~18:00
地域で踊り練り歩く時間が若干違うようなので、事前に問い合わせしても良いかも。
4.アクセス
新名神「草津田上IC」または名神高速道路「栗東IC」から約20分
JR琵琶湖線「草津駅」からバス約10分、「下出」下車、徒歩約5分
5.駐車場
老杉神社 普通車3台
草津駅周辺の駐車場に停めるか、公共の交通手段で来ましょう!
6.問合せ電話番号
老杉神社 077-568-0136
草津市教育委員会 文化財保護課 077-561-2429
7.HP
⇒滋賀・琵琶湖観光情報 草津のサンヤレ踊り
オススメ観光情報も掲載されているので、草津のサンヤレ踊りの後にどこかに寄りたい方は、情報をゲットできますよ!
サンヤレ踊りにおすすめの安いホテル・宿泊先
サンヤレ踊りに遠方から参加される場合、ホテルの確保は必須です。
ここでは、比較的価格が安い2軒の宿泊先をご紹介します。
クサツエストピアホテル
楽天トラベル・じゃらん共に口コミ評価4.3以上(2019/2/15現在)!
駐車場も無料、駅からも徒歩3分とアクセスに死角なしなお宿です。
ファミリータイプのお部屋もあるので、家族で宿泊する方はぜひチェックくださいね。
滋賀県草津市西大寺町4-32
077-566-7775
JR草津駅3分 駐車場無料170台
スーパーホテル滋賀・草津国道1号沿 天然温泉 あおばなの湯
草津エリアで唯一の天然温泉つきホテル。
ゆったり天然温泉に浸かり、朝は食べ放題の健康的な朝食をいただける、コスパ最強のお宿です。
楽天、じゃらんともに口コミ評価4.4以上(2019/2/15現在)で安心&信頼感もばっちりなホテルです。
滋賀県草津市草津1-20-19
077-507-9000
JR草津駅からタクシーで5分
男女別天然温泉、選べる7種類の枕
⇒スーパーホテル滋賀・草津国道1号沿【天然温泉あおばなの湯】を楽トラでチェックする
⇒スーパーホテル滋賀・草津国道1号沿【天然温泉あおばなの湯】をじゃらんでチェックする
今がシーズン!⇒滋賀のいちご狩り おすすめ6つ。予約なし可は?食べ放題できるのは?
まとめ
国指定の無形民俗文化財になっている「草津のサンヤレ踊り」。
見るだけでも幸せが訪れるような気がしますね!わくわく(*^^*)
疫病神には何とも気の毒な気がしますが、みんなが幸せになるためには、そんなこと言ってられません!
太鼓や笛、鉦の音でリズミカルに踊る華やかな衣装を着た子供たちを見るだけでも元気になりそうです!
昔から続いている伝統あるお祭り行事なので、ぜひとも参加してみませんか?
自分の中の疫病神を追い出して、みんなで幸せをつかみましょう♪
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