京都のしだれ桜で有名スポット5つ。見ごろやライトアップ情報もお届け!

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しだれ桜ときいて、真っ先に頭の中に飛び込んでくる風景と言えば、やはり京都ではないでしょうか。

実際、京都には数々の有名なお花見スポットが溢れていますからね。

また、ソメイヨシノのように枝が上に伸びている桜とは違い、しだれ桜は京都の有名なお花見スポットでも、場所によっては見られない可能性もあるのです。

そして、やはり一番感動する場面といえば夜間、しだれ桜のライトアップですね!

桜の見ごろの時期に訪れる、かぐわしく香る京都の夜、神々しくも幻想的なしだれ桜で感動する、それが新たな自分の始まりを見出す一歩となるわけです。

というわけで、今回は京都のしだれ桜で有名なお花見スポットを紹介しつつ、しだれ桜の見ごろの時期や夜に輝くしだれ桜のライトアップなどにも注目して情報をまとめました。

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京都のしだれ桜で有名スポット5選

京都には、それこそたくさんのお花見スポットがあり、そのすべてが間違いなく有名ですから、たとえ観光ガイドを広げたところで「しだれ桜を見るには、どこに行ったらいいのかな?」と考え込んでしまう方も多いことでしょう。

そんなわけで、しだれ桜で有名な京都のお花見スポットを5つ紹介していきたいと思います。

二条城のしだれ桜は世界規模でポピュラー?!

世界規模だなんて、かなり大げさでは?と思われるかもしれませんが、京都にある二条城は国宝指定(二の丸)、重要文化財指定を受けているほか庭園(二の丸)が特別名勝に指定されているという、とにかく「とんでもなくすごい城!」です。

ちなみに、特別名勝というのは「絶景すぎて国宝と同格!」というような意味。

そして、1994年にはユネスコ世界文化遺産に「古都京都の文化財」として登録されている正式な世界遺産であり、古き良き時代の由緒正しいお城なのです!

というわけで、そこに咲き乱れるしだれ桜もまた世界規模で有名だというわけです!別に間違ったことは言っていませんよ。

二条城は、ヤマザクラやサトザクラはもちろん、シダレザクラもかなり有名で城内の桜の種類はなんと50種類近くあり、その合計は300本というのだから相当な見応えがあるわけです。

そんな数多の桜が見ごろを迎えると、夜間は城内を一斉にライトアップします!

城の暗がりより照らし出されて浮かぶしだれ桜、ゆえにその姿は一入(ひとしお)に幻想的な光を放つが、しかし決して幻ではない圧倒される世界観がそこにあるのです。

もし観ることが出来たなら、一生涯忘れることのない美しい思い出となるのは間違いありませんね!

 

そんなわけで、ぜひ行ってください二条城!

しかし、そんな幻想的なライトアップも期間が定められています。

その期間とは、例年行われている「二条城桜まつり」の期間だけなのです。

でも、普通に考えたらどんな桜も咲いている期間は限定的なものですから、当たり前と言ってしまえばそれまでの話ですが、とにかくこの「二条城桜まつり」でしかライトアップは見ることが出来ないのです。

 

そこで調べたところ、二条城ではすでに「二条城桜まつり2019」の開催を決定したようで、少し細かくお伝えしておきましょう。

二条城桜まつり2019

期間:2019年3月21日(木・祝)~4月14日(日)です。
通常観覧受付時間:8時45分~16時
夜間観覧受付時間:18時~21時(ライトアップ時間)
入城料金:大人600円、中高生350円、小学生200円(通常観覧料金)
入城料金:大人600円、中高生350円、小学生200円(夜間観覧料金)

なぜ、料金が2つあるのかって?それは通常の時間帯で入った場合は夜の時間帯までいられないので、もう一回入りなおす必要があるからです。

つまり、日中と夜間の両方で観たい場合は、大人だと1,200円かかります、ということですね。

 

また、気になる交通手段は車でも大丈夫ですが、二条城の近くまで行くのはあまりおすすめではありません。

停車する場所が無いわけではないのですが(むしろ世界遺産だけあって20ヶ所近く有料駐車場があるけど)、二条城付近の駐車場に空きがあるのはかなり難しい状況と思われます。

 

というわけで、特に遠方からの場合は二条城よりちょっと離れた駐車場に車を止めてから、「超疲れても歩く」か、もしくは停車した駐車場の近くの駅から「楽して電車を利用」する方法がよいでしょう、私的には後者が一番良い方法でおすすめです。

 

城名:二条城(正式には元離宮二条城でこの記載も多い)
場所:京都市中京区二条通堀川西入二条城町541
お問い合わせ:075-841-0096
アクセス:地下鉄二条城前駅より徒歩5分

 

また、京都市には「地下鉄1日券」と、「地下鉄バス1日券(または2日券)」いうものがあります。

これは地下鉄(地下鉄+バス)に1日(もしくは2日)の間、一定区間乗り放題になる件です。地下鉄1日券は大人が600円、子供が300円、地下鉄バス1日券は大人が900円、子供が450円と「思っている以上に安い!」のでけっこうお得です。

さらに、この券を持っている場合は二条城で入城券を買う前に見せると、入城料が100円ほど安くなりますので、二条城に行くのなら地下鉄とバスがおすすめですね!

 

二条城のしだれ桜の見ごろをいまさら書くのは野暮ですが、二条城桜まつり開催期間の3月中旬から4月中旬=しだれ桜最大の見ごろです。

五条大橋から三条大橋の鴨川沿いは、しだれ桜並木


さて、鴨川と言えば有名なのは弁慶と牛若丸の話でよく出てくる五条大橋ですよね。

そんな五条大橋ですが、実は京都のお花見スポットではかなり有名な場所なのです。時期になるとしだれ桜も満開になり、相当な見物人でごった返すと評判も高いようです。

 

さらに、その五条大橋から鴨川沿いを四条大橋の方向へ歩いていき、そのまま通り越して三条大橋までのあたりが、京都でもとくに有名な「鴨川沿いにしだれ桜の観られるお花見スポット」なのです。

 

というわけで、少し細かく解説していきましょう。

住所的には、京都府京都市東山区大橋町(三条大橋)から京都府京都市東山区宮川筋8丁目(五条大橋)までの鴨川沿線です。

この付近までの行き方としては、やはり電車やバスがベストな方法と言えるでしょう。

また、先に紹介した「地下鉄1日券」などでも来られる範囲区間なのです。

たとえば、午前中に二条城の桜を見物したあと、「二条城前駅」から電車に揺られて「三条京阪駅」で降りて、軽くランチを楽しんだ後に、食後のかるい散歩でしだれ桜を見ながら五条大橋まで歩いていく、なんていうのもありかもしれませんね!

 

ちなみに、誰だかモノ好きな人が測った結果、三条大橋から鴨川沿いに歩いて五条大橋に到着するまでの総距離はおおよそ1.6kmとのことで、大人の歩数にして約2277歩程度、その所要時間はおおよそ20分くらいとのことです。
(消費カロリーは約75kcalほどだそうです)

まぁ、実際は鴨川左岸の通り三条~七条くらいまでが「花の回廊」と呼ばれる有名なお花見スポットの地域らしいのですが、特に見ごろという場所はやはり三条大橋~五条大橋あたりだそうです。

春をこの上なく満喫しながら、満開のしだれ桜の下を散策していくのも京都鴨川ならではの風流ではないでしょうか。

場所:京都府京都市東山区大橋町(三条大橋)から
京都府京都市東山区宮川筋8丁目(五条大橋)まで
アクセス:三条京阪駅より目の前
桜の見ごろ:3月下旬から4月上旬

京都御苑のしだれ桜は、1000本桜を超えている?

とにかくめっぽう広くすごい数の桜が存在する、京都で超有名なお花見スポットは京都御苑

どれだけ広いかというと東西で700m、南北で1,300m、その敷地面積はなんと910,000㎡。

坪数でいうと275,275坪という意味不明な数値。

よく例えに使われる東京ドーム(14,242坪)で言うならば、約19個分以上にもなるようです。

京都御苑の広大な敷地には、さまざまな桜が約1.100本も植えてあります。

京都御苑のしだれ桜の見ごろの時期は、3月中旬から3月下旬という期間で少し短めです。

 

園内の近衞邸跡や出水の小川、石薬師御門という場所でそれぞれ3様のしだれ桜を観られるのも京都御苑ならではの特徴ですね。

また、この中でも特に有名なのは、公家の5大名家の一門である「近衛低」の跡地に咲き誇るしだれ桜でしょう。

今出川御門をまっすぐ抜けていくと、しだれ桜の大木がなんと60本以も上植えられている庭園にたどり着くことが出来ます。

その豪快に咲き乱れるしだれ桜こそが、「近衛」という名のかつての名門の様を今も語り継いでいるかのようにも、観えるとか観えないとか・・・。

名称:京都御苑
住所:京都市上京区京都御苑3番地
お問い合わせ:075-211-6348(京都御苑管理事務所)
営業時間:散策は自由です
定休日:特にありません
入苑料:無料
アクセス: 市営地下鉄「烏丸線」丸太町駅1番出口より徒歩約1分

車の場合は、烏丸通「中立売御門、寺町通「清和院御門」前に2箇所に駐車場があり、約300台以上の駐車スペースを確保しています。

ただしどちらも有料で、3時間500円で以降1時間経過ごとに100円加算されます。

遠方の方は、この付近を拠点にして動くというのもアリかもしれません。

京都御苑駐車場詳細はこちら

 

そういえば、市営地下鉄「烏丸線」丸太町駅は、最初の方に説明した「地下鉄1日券」の有効範囲でもありますね!

 

ということは、例えばですが先ほどの繋がりで、二条城から三条京阪駅で降り鴨川を散策したあとに、五条駅から三条京阪駅に電車で戻り、そこで市営地下鉄「烏丸線」に乗り換えれば、この丸太町駅まで行けるので京都御苑も散策できるというわけです。

半木の道のしだれ桜は穴場!鴨川上流の分かれ道に

鴨川を上流にのぼっていくと(方向的には五条から三条の方へ向かうこと)途中で、賀茂川と高野川の2つに分かれる分岐点があります。それを賀茂川の方へ向かっていくと、北大路橋という橋にたどり着くはずです。

その北大路橋から、さらに先の北山大橋の間にあるのが、この半木の道(なからぎのみち)と呼ばれている、京都で有名なしだれ桜の名所と言われています。

この半木の道の散策路には、幾本ものヤエベニシダレザクラ桜が植えられており、長さ800mにも及ぶしだれ桜のトンネルの中をくぐることが出来るのです。

 

このトンネルをくぐる最中に、「いつの時代であっても全く変わることなく永遠と同じ姿のまま、このトンネルはここに存在しているのだろうな・・・」と。

そんな「風情がある!」めいたような恥ずかしい発言を、ついつい口走ってしまいそうなほど、川としだれ桜の見事なまでのコラボが堪能できるお花見スポットでもあります。

半木の道(なからぎのみち)

所在地:京都市左京区下鴨半木町
アクセス:地下鉄「北山駅」下車、徒歩約10分
地下鉄「北大路駅」下車、徒歩約10分
しだれ桜見ごろ時期:3月下旬~4月中旬

また、北山駅も北大路駅も、「地下鉄1日券」で行ける有効範囲なので京都御苑からも数駅で着いてしまうから、その足で観に行っても良いのでは?と思ったりもします。

そして、実はこの半木の道を上流の方へ300mほど進んだ場所に、さらに超穴場な京都のしだれ桜のスポットがあったのです!

京都のしだれ桜のド・穴場スポットは京都府立植物園

しだれ桜で作られたトンネル、半木の道を抜けるとすぐに見えてくるのが約130品種にして450本の桜を観ることができる、京都府立植物園です。

ちなみに、北山大橋の場所が半木の道付近なので、わりとすぐにつきます。電車で行く場合は、京都市営地下鉄烏丸線北山駅から徒歩ですぐ着きますね。

 

半木の道から鴨川沿いに歩いてくると、京都府立植物園の正門につくことが出来ます。

北山周辺はおしゃれなお店がたくさん並び、おいしいスイーツショップやレストランも多いので、春うららな陽気の中、お店に立ち寄りながらのんびり歩いていると、あっという間についてしまいますよ!

 

しだれ桜はもちろん、ソメイヨシノやカンザン、オオシマサクラ、ヤマザクラなど色々な桜を一斉に楽しむことが出来る、京都のお花見スポットでは有名すぎるほどのスポット。なのに、広い広い敷地で混雑を感じさせない、超穴場です!

 

見ごろは3月中旬から4月下旬までと期間は長いのですが、しだれ桜は4月上旬までがピークのようなので、それまでに観に行くほうが良いのかもしれません。

 

また、この京都府立植物園も夜間のしだれ桜ライトアップのイベントがあります。

ライトアップ期間は例年3月下旬から4月上旬くらいまで、時間はその日の日没が開始時間となり、受付は20時まで行っています。最終的には21時で閉園となるようですね。

気になる入園料は、大人200円、子供150円という破格のお値段です。

 

総面積はおおよそ240,000㎡もあり「めちゃくちゃ広い!」というイメージもありますが、実は先ほどの「京都御苑」の4分の1くらいなのです、この広さでも。

逆に言えば「京都御苑」がどれだけ広いの!という話なのですけれどね。

 

また、敷地内には日本最大級と称されている観覧温室が建てられており、人工的な造形美が見どころというわけです。

そして、夜間の見事なまでのしだれ桜やソメイヨシノのライトアップです。

始まる時間帯は固定されておらず、日没が条件なので日が暮れそうになったらダッシュで京都府立植物園に向かう必要がありますね。

開催日は例年3月下旬から4月上旬ですが、詳しい日時は直接問い合わせくださいまし。

 

名称:京都府立植物園
営業時間:9時~17時(入園から16時)
ライトアップは日没より21時まで
定休日:なし
料金:大人200円、高校生150円
※中学生以下は無料
お問い合わせ:075-701-0141
住所:京都市左京区下鴨半木町
アクセス:地下鉄北山駅より徒歩すぐにつきます

さらに、この京都府立植物園は市営地下鉄「烏丸線」北山駅が近いのです。

先ほどの「地下鉄1日券」の有効区間に北山駅も入っているので、当然ながら一日乗車券で植物園にもアクセスできますよ。

京都のしだれ桜 見ごろはいつ?

では、今回ご紹介した京都の有名お花見スポット、しだれ桜の見ごろをもう一度まとめてみましょう。

 

・京都二条城の見ごろ:3月下旬~4月中旬 ※二条城桜まつり開催中

 

・鴨川沿いの三条大橋から五条大橋までの見ごろ:3月下旬~4月上旬

 

・京都御苑のしだれ桜の見ごろ:3月中旬~3月下旬、4月頭まで

 

・桜のトンネル半木の道、しだれ桜見ごろ時期:3月下旬~4月中旬

 

・京都府立植物園のしだれ桜の見ごろ:3月下旬~4月上旬

 

というわけで、共通しているしだれ桜の見ごろはすべて3月下旬ということになるわけですね。

しだれ桜in京都 ライトアップで夜桜を堪能するなら

今回紹介させて頂いた中で、ライトアップが本当にきれいなのは、二条城のしだれ桜と京都府立植物園のしだれ桜の2つでした。

 

当然この他にも、京都にはたくさんのソメイヨシノやヤマザクラなどのライトアップ絶景スポットもあるのですが、しだれ桜のライトアップとなるといくつか限られてきますね。

 

今回は紹介できませんでしたが、次のような場所もとても有名です。

 

円山公園のしだれ桜ライトアップ

見ごろは3月下旬~4月上旬

約680本のシダレザクラやソメイヨシノ、そしてヤエシダレザクラが一斉にライトアップします。日没から24:00まで行うそうです。

住所:京都府京都市東山区円山町

 

平野神社はしだれ桜や名木もライトアップ

見ごろは3月上旬~4月下旬

約400本で約60種類と、種類が豊富なため見ごろも少し長いのが特徴。

ライトアップは日没~21:00頃までやっているそうです。

住所:京都府京都市北区平野宮本町1

 

平安神宮のヤエベニシダレサクラも美しく灯る

見ごろは4月上旬~4月中旬

ライトアップは「平安神宮紅しだれコンサート」開催日の18:15~21:00

住所:京都府京都市左京区岡崎西天王町

 

というわけで、今回紹介した二条城と京都府立植物園、そして、円山公園や平野神社、平安神宮は、しだれ桜のライトアップでは京都でとても有名なスポットなのです。

しだれ桜のライトアップに照らされた、風情ある京都の夜空を堪能するには、とてもおすすめのスポットといえることでしょう!

まとめ

京都市内のしだれ桜の花見を電車で移動する方には、ぜひ最初に紹介しました「地下鉄1日券」の利用をオススメします。

1日乗車券があれば、今回ご紹介させて頂いた5つの「京都のしだれ桜で有名お花見スポット」が、全力でやれば1日ですべて観に行けてしまうのです!

 

また、京都のこれだけ隣接した箇所に、しだれ桜で有名なスポットがこんなにもあることが、そもそも奇跡に近いのです。

 

そして、「1日じゃ無理!」というそんな方には「地下鉄とバス2日券」という2日間にわたって地下鉄だけでなくバスさえも乗り放題の夢のパスポートの存在が!!(ちなみに大人1700円で子どもは半額!)

つまりは最初から、完全にしだれ桜、いや京都そのものに仕組まれていたわけなのです。

だがしかし、そんな仕組まれた奇跡に乗っかって、京都のしだれ桜や夜のライトアップを2日間くらい楽しんでも、誰も罰は与えません。

むしろ大いに楽しむべきなのでは?私はそう思います。

だから、思いっきりしだれ桜を堪能すべく、行こう京都へ!(最盛期は3月下旬ね)

 

最後に・・・5か所を巡り切れるルートは自身でお考えくださいね。

なぜなら、それこそが旅の本来の醍醐味なのですから!!

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