山菜って、野山に自生している食用になる植物のことですが、みなさんは山菜を採りに行ったことって、ありますか?
私の周りは野山が多い環境だからか、休日を利用して、「明日、山菜採りにいってくる!」という人がわりといます。
調べてみると年明けから春先にかけて、春先から秋にかけて、秋から冬にかけて・・・と、種類によっては山菜って年中無休で採れるんです!
山菜には独特の苦みや味わいがあって、食べるたびに「春だよねぇ~」とか、「秋が来たなぁ!」とか、すごく季節を感じますよね。
山菜をたくさんいただいて、調理することはあっても、私は採りに行ったことがなくて・・・興味はあるんだけど、もし行くとなると、何が必要なんでしょう?
そこで、私のように山菜採りに行ったことはないけど、いずれ行ってみたい方や、今年は山菜採りに挑戦してみよう!という方のために、しっかりと調べました。
山菜採りの服装ポイント
まず、みなさん口を揃えて言うのが「服装」のことです。
虫よけ、日よけ、かぶれやケガの予防のために大切のようです。
以下が山菜採りの服装のポイントです!
1.長袖・長ズボンもしくはツナギ
里山に入っていきますから、袖や裾がしっかりと隠れるもの、かがんでも腰が露出しないもの、丈夫な布地で肌の出る隙間ができない服装がベストです!
ちょっとの隙間から虫に刺されないように、また植物にかぶれないように体を守ります。
トゲトゲの草や先のとがった枝などが引っ掛かっても、ほつれない布地だとさらによし!
パーカーなど被るものは、虫が入ってきた時に脱ぎにくいし、パーカー部分に何か変な物が入る可能性があるので(こわいよー)、出来れば前があくタイプのものがオススメですよ。
2.下着
悪天候で雨にぬれた時や、汗をかいた時に、すぐに乾く速乾性のある化学繊維の下着を選ぶと良いようです。
すぐに乾くので、さらっとしているし、いつまでも濡れていないので体を冷やしません。
3.手袋
手袋は大事ですね!
直接、山菜を手で採りますし、まわりにかぶれる植物があるかもしれません。山菜採りには必需品です。
軍手を使われる方が多いと思いますが、中には山菜にびっしりとトゲがついているものもあり、怪我をすると大変です。
そこでオススメなのは、薄手の革手袋です。手のひら部分がゴムでコーティングされているものもあるようですよ。
そして、手首に隙間が出来ないように、マジックテープでしっかり巻きつけることができるものがよいようです。
4.帽子
帽子は虫よけ、日よけは当然の必需品であり、頭、顔、首などを守るためにネットがついている帽子があります!
帽子に薄いネットのついたガーデニングハットや、ネックガードという名称で売られています。
5.タオル
首に巻いて使用します。汗ふきとしてはもちろんですが、首を虫や日差しから守ります。
6.すべらない靴
足元はかなり重要です。普通のスニーカーなんかで行かないようにご注意くださいね!
山林作業用のスパイク付の長靴や地下足袋がオススメで、それが無理な方は底に滑り止めがついたトレッキングシューズも良いです。
雪用の長靴なんて使用する場合もありますので、場所や状況によって使用してみてください。
山菜採りの持ち物おすすめ
山菜採りに必要な持ち物をご紹介いたします。
1.背負いカゴ・リュック・専用前かけ
採った山菜を手早く入れられるもので、通気性があるものが良いですね。
竹で編まれたカゴだと通気性がよく山菜の鮮度そのままにたくさん収穫できます。
ただ、背負うものだとカゴに入れるのがいちいち大変だという方は、腰カゴや専用前かけがあるとジャンジャン入れられて便利かもしれません。
スーパーなどのナイロン袋だと蒸れてベタっとなりますので、ご注意を!
2.ハサミ
素手で簡単に採れるものもありますが、トゲがあるものなどは、キッチンバサミ、剪定ばさみ、カッターナイフがあると、山菜の採取がとても楽になります。
3.携帯電話関連
もしもの時のライフラインとして、携帯電話はとても重要です。
雨で濡れてしまったり、川や水たまりに落としてしまったりして、突然使えなくなることがないよう、必ず防水カバーを付けておきましょう!
あとは、携帯がいつでも充電できるよう予備のバッテリーや、電池で充電できるものがあるといいですね。
4.虫よけスプレー
山中には色んな種類の虫が存在しますので、虫よけスプレーは持参する方が良いでしょう。
拭くタイプのものや、塗るタイプのもの、コンパクトなものが今はたくさんあるので、1つはあるといいですね。
5.クマよけグッズ
いやいやいや、これはあってはならないことなのですが、山中では何が起こるか分かりません。
山菜採りでばったりクマに遭遇し被害に遭ったというニュースもありますから、他人事ではありません。
もしもの時のために、クマよけの鈴やクマ撃退スプレーもあるといいですね。
他にもイノシシやサル、ヘビ、マダニなど、危険な生き物がたくさんいる場合がありますので、事前に出掛ける場所の情報を把握しておくことも大事なことですよ!
山菜採りで初心者向けの便利グッズ
まず、初心者の方は経験者と同行してくださいね。
山菜と似た毒草を間違って採ってしまうと危険ですし、熟練者と同行し色々と分からないことを質問しながら、山菜採りの知識を広め楽しんで下さい。
以下、初心者向けの便利グッズをご紹介します。
1.レジャーナイフ・アウトドアナイフ
これは初心者じゃなくても、持っていると便利ですね。
前提ばさみやキッチンバサミと同様に便利ですし、もっと使い勝手がよいかもしれません。
2.カラフルなものを身につける
できるだけ目立ちやすい蛍光色やオレンジ色の物を身につけるとよいですね。
カラフルなものを身につけておくことで、人間だと分かりハンターに間違えて誤射されることがなくなりますし、もしも遭難した場合でも目につきやすくなります。
3.安全メガネ
ふだんメガネをかけ慣れていないと、なかなか使用したいと思わないかもしれませんが、枝が跳ね返って目を直撃したり、小さなゴミや虫が目に入るのを防いでくれます。
4.ライト
こちらも、ベテランの方であれば持参していると思いますが、悪天候で急に山の中が暗くなったり、あるいは思った以上に帰りが遅くなり山中が暗くなったり・・・。
あってはならないことですが、遭難した場合も想定してライトは持っていた方が良いかと思われます。
5.GPSつき登山アプリ
初心者だと、自分がどこにいるのか分からない人も多いはず。
いざという時のために自分の位置が確認できるGPS機能付きの登山アプリで、リスク管理は自分自身で行いましょう。
6.軽食やチョコレート・飴
長時間になる場合は、甘い物や軽食を摂ると元気になります。
7.水分
長時間になる場合は、水分は必要です。いざという時のためにもあると良いでしょう。
8.雨具
雨が降らなくても、急に気温が下がった時や寒い時に着用できますので便利ですよ。
9.笛
人とはぐれてしまった時など、笛を吹いて自分の存在がわかるようにしましょう。
10.ラジオ
事前に天候のことは調べていると思いますが、天候の情報を聞いたり、もしもの時のため、いろんな情報を入手するための手段に使います。
まとめ
山菜採りは楽しいこともある反面、リスクがあることも踏まえ、初心者はまず経験者と同行することをオススメします。
そして、服装や持ち物など、必要なものは事前にちゃんと準備をして山菜採りに出かけましょう!
山菜に関する予備知識や、山菜に似た毒草をリサーチしておくと、さらに安全だと思います。
みなさんで、旬の山菜採りを大いに楽しみましょうね!
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