『厄年』というと、皆さん耳にすることが必ずあると思います。
初詣で神社やお寺に行くと、「厄払い(厄祓い)」は常に行っていて、厄年の年齢が書いてある看板など目にしますよね。
思わず、自分が厄年じゃないか見てしまいます。
厄年は一般的に病気やケガ、災難に遭いやすい年齢だと言われています。
『厄年には引越しは避けた方が良い』という定説があります。
運気が変化する厄年に、自分自身の大きな変化を重ね合わせるべきではないという昔からの言い伝えのようです。
でも、実際は転勤や転職などで、厄年にかかる年に引越しを余議なくされることって、たぶんたくさんあるのではないかと思います。
厄年だからって、それを断ることはできないし、それを理由に退職するなんてもっと非現実的だし、ずっと悩むなんてことも時間の無駄です。
今日は後厄の引っ越しはしても良いのか、引っ越す場合はどのような心構えでいればよいのか、まとめてみました!
もくじ
後厄に引っ越しは不吉?タブーなの!?
まず本題に入る前にちょっとだけ。厄年の年齢を説明させてください。
厄年の年を本厄と言い、それを挟んだ前後の年を前厄、後厄と言い、この3年間は万事において注意すべき年のようです。
女性の厄年は、19歳、33歳(大厄)、37歳、61歳
特に男性の42歳は「死に」、女性の33歳は「散々」に通じることから、大厄とされています。
厄年は、数え年で判断しますが、数え年というのは、母親の胎内にいた10ヶ月も年齢に加えるので、生まれた時はすでに1歳となります。
簡単に言うと、誕生日前なら満年齢にプラス2歳、誕生日後なら満年齢にプラス1歳と考えると分かりやすいです。
江戸時代では、新築や増築は厄年に行うことで、かえって厄落としになると考えられていたようです。しかし、引越しや井戸替え、隠居と商売替えは厳禁であったとのこと。
新しくするのは良いけれど、「変える」は「返る」、つまり厄が自分の身に返るという意味で禁忌だったようです。
今は、全部ひっくるめて考えられており、引越しだけでなく新築がダメだという説もありますね。いったいどれが本当なんだよー(笑)
でもね、引越しがやむを得ない場合ってあるんですよ。それが避けられたらラッキーですが、そう上手くいかないのが現実です。
時期が選べるのであれば、引越しは厄年過ぎてからがオススメのようですね。
男女とも共通して、厄年にやっておくことや気をつけることは以下になります。
1)年初めに厄払いをする・・・神社仏閣で無病災難を祈願する
2)節分の豆まきで厄をはらう
3)自腹でご馳走をふるまい厄落としする
4)お守を身につける
5)通常の年より健康や身の回りに気をつける
これらをやっておけば、引っ越しするとなっても多少は気が楽だと思いますし、神仏のおかげも必ずあるはずです!
後厄の女が引っ越しで気をつけること
女性の厄年は、19歳、33歳、37歳、61歳なので、後厄は20歳、34歳、38歳、62歳になりますね。
進学や結婚出産などなど、人生の変わり目の年って感じですよね。
厄年というのは、私の経験上、「こんなはずじゃなかったー」と、普通はあり得ないような事が起こりやすいように思います。
後厄も同様に考えられますので、引越しをする場合は以下のことに注意すると良いでしょう。
2)周りの環境・・・治安が良いかどうか、交通の便は良いか、買い物に不便でないか
3)住人に変な人はいないか・・・トラブルメーカーがいないか事前にわかるといいですが・・・
4)防音がしっかりしているか・・・音はトラブルに発展します
5)防犯がしっかりしているか・・・外の扉がオートロックだといいですね
6)事故が起こりやすいところにないか・・・周りに事故や盗難が起こりやすい場所はないか
7)事故物件でないかどうか・・・これは不動産屋が公にするとは思いますが・・・
8)物件に入った時に直感で、嫌だと感じたら避ける
9)家賃が高すぎて今後の生活の負担にならないか
10)東北にお風呂やトイレ、水を使う場所がある物件は避けた方がよい
なんだか、厄年の引っ越しというより、引っ越し自体の注意点になってしまってます(笑)
引っ越しして環境が変わると、厄年に関わらず体調は崩しやすくなりますので、いつもよりは健康管理に気をつけることが大事になりますね!
引っ越しって、敷金礼金や仲介手数料、鍵の交換代や保険料、翌月の家賃など納めたりするので、最初にまとまったお金が必要ですし、引っ越して何かトラブルがあっても、そんなに簡単に次のところへ引っ越すことって出来ないですよね。
事前に親身になってくれる不動産屋さんを探すのは大事です!
いい加減なところはホントにいい加減ですよ!何かあればすぐに飛んできてくれる不動産屋さんもあるんです。
あと、これは余談ですが、引っ越しの日にちや方角が自分にとって大吉になる物件を探すという方法もあります。
これは気学や風水を勉強している人だったら分かりますが、専門的になるので本を読んで自分で勉強するか、分からない場合は引越しを見てくれる鑑定師にお願いするのもアリかと。
↓の本「引越しに今すぐ役立つ実践気学」はAmazonのキンドルアンリミテッドに入っているなら無料で読めちゃうので、とりあえず目を通すとよいですね。
また、偏りすぎてもいけませんが、ある程度の部屋の間取りで、運が上がる部屋、そうでない部屋というのもあります。
これも分かりやすい本はたくさん出ています。部屋を選ぶ時に参考程度すれば迷わずに済みそう。
それと、前に住んでいた人の『気』というのが部屋に宿るので、前の住人が結婚や栄転で引っ越した人であれば、間違いなく運気が良い人が住んでいたことになりますからオススメです。
一ヶ月以上空き部屋だと『気』は抜けているから気にしなくて良いかなぁと思います。
転勤など行く方角が決まっている場合はなかなかそこまで出来ませんが、上記の注意点は押さえることが出来ると思います。
後厄の男が引っ越しで気をつけること
男性の厄年は、25歳、42歳、61歳になりますので、後厄は、26歳、43歳、62歳になります。
20代だと仕事を任せられ、40代に入ると大きな役職を貰ったりバリバリの働き盛り、60代は定年を迎える時期でもあります。無理しすぎて、体を壊しやすい年齢のようです。
家族がある男性も、単身赴任で1人で別の土地へ赴くこともあるかと思います。慣れない環境で不自由な生活を送る方が少なくないかもしれません。
後厄の男性が引っ越しで気をつけることと言えば、女性の10個の項目に加え、特に下記3項目も気にかけてくださいね。
不摂生による体調不良
ふだん料理をしている男性だと良いのですが、あまり家事をしない男性で単身赴任ともなると、コンビニ弁当やインスタント食品、アルコールの飲みすぎなど気をつけたいことはてんこ盛りです。
出来れば自炊、それが無理なら野菜中心の惣菜を選ぶようにしましょう。
不都合な恋愛に巻き込まれない
一言、不倫しないようにしてください。
家庭はおろか、会社まで巻き込む大スキャンダルになる危険性があるんです。
特に厄年は何が起こるか分かりません。心のスキを突かれないように。
体調不良の場合は見過ごさず、すぐに病院へ
毎年の健康診断だけを過信しないようにしましょう。
病魔はこっそりと静かに進行している時があります。厄年だからこそ、「変だ」と思ったら、躊躇せずに病院へGO!
何だか身に覚えがあってドキドキしてる男性がいるかと思いますが、気をつけるにこしたことはありません。
後厄の方が悪いって本当?
ここでは、まず、前厄・本厄・後厄の違いを見てみましょう。
『前厄』・・・本厄の前の年
本厄に向けて、備えなければならない年。
・盗難に遭いやすい、出費がかさむなど、お金を失いやすい
・親しくなった人との縁が薄くなりやすい
『本厄』・・・いわゆる厄年
女性や結婚や出産、男性は仕事上のストレスなどで、下記のような変化が起こりやすい。
・身の回りの環境が変わる
・体調が変化する時期、病気や事故、ケガをしやすい
・人生の大きな節目を迎える
『後厄』・・・本厄の翌年
一説によると、後厄が一番よくないことが起こりやすいと言われている。
その根拠は2つ。
・本厄が終わったことで油断してしまう
・前厄や本厄を乗り越えても、年齢からみて疲れや不調が出やすい時期
以上、とにかく前厄・本厄・後厄の3年間が終わるまでは気を抜かないのが大切のようですね。
ダイエットが達成した後のリバウンドのような、あるいは遠足が終わった後の帰り道でケガをしてしまうような、そんな気がしてしまうのは私だけでしょうか?(笑)
家に帰り着くまでが遠足!の鉄則と同じで、後厄が終わるまでが厄年!と気を抜くことなく、過ごした方が良いということになりますね。
まとめ
1.後年の引っ越しは避けられるとベターだが、やむを得ない場合は厄払いをしたり、通常の年より健康や身の回りに気をつける
2.後厄の女が引っ越しで気をつけることは、信頼できる不動産屋に相談し、良い環境の物件へ引っ越すこと
3.後厄の男が引っ越しで気をつけることは、体調不良や恋愛問題、不調を感じたら病院へ行くこと
実は私、19歳の時にバイクの事故、36歳の時に生死をさまよう交通事故に遭っております。どっぷり厄年3年間の中に入っておりますね。
ところが、事故に遭う年の正月に、厄払いをしていたんですね。交通事故で手足や胸骨、肋骨を折り、内臓破裂もして、緊急手術をしたにも関わらず、2週間で退院できたのです。
奇跡の入院患者と言われていたのですが、厄払いをしていたおかげで助かったのだと今も思っています。神仏のおかげがあるのだと感じましたよ。
後遺症もなく今だにピンピンしているバリバリの現役ナースですよ(笑)
でも、事故を起こした年って、いつも睡眠不足で体がぼろぼろに疲れていたし、そうとう無理をしていました。ぜんぜん注意が足りなかったと思います。厄年なのに油断しすぎでした。
これから厄年を迎える方は、怖がり過ぎてもいけませんし、厄年だからって、せっかくのチャンスを先送りすることもちょっと違うと思います。
いつもよりは慎重になる必要はあるかもしれませんが、大躍(厄)進する年という風にとらえる人もいますので、厄払いをして心機一転、その年を明るく乗り越えられるよう祈願することをオススメします!
そして、厄が終わったら、厄払いした神社やお寺に、必ずお礼参りに行きましょうね。
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