お子さんとマンション・アパートなど集合住宅に住む皆さん。
子供の足音や泣き声には日々気を遣って暮らされていることだと思います。おつかれさまです。
それでも来るのが騒音クレーム。
今回は、マンションで階下から「うるさい」と言われた我が家の体験談を元に、騒音トラブルに発展した場合の対処法と引っ越した経緯を紹介します。
「子供がうるさい」との苦情に、どこまで真面目に付き合うか?について、私の本音も書かせて頂きますよ。
もくじ
マンションで子供の足音がうるさいと騒音苦情が!
まずは、私の実体験をお話させてください。
我が家は分譲マンションに、賃貸で入居していました。
この分譲マンションは、築35年ほどだったので、住んでいる人はほとんどがご高齢の方々。
そこに、ところどころ若い人が住んでいるのは、中古マンションとして購入した層と、賃貸で住んでいる層がいました。
が、圧倒的に購入して住んでいる人が多く(3/4程度か)、お年を召した方が多く、戸数も約20と少ないマンションだったので、わりと「村」的なコミュニティが形成されていました。
私達が賃貸として住み始めた当初、驚いたのは防音性の高さ。
いつも賃貸アパートに住んでいたので、けっこう音が筒抜けが当たり前だったのですが、分譲マンション=鉄筋コンクリートって、こんなに遮音性があるんだ~と驚いたのを覚えています。
で、そんなこんなで育ち盛りの子供2人抱えて暮らし始めたのですが、約2年間、1度も「うるさい」と言われたことはなかったです。
そう、騒音クレームは、ある日突然に・・・。
マンション階下住人が「うるさい」と直接言いにきた!
ある夜、インターホンが鳴ったのでモニターを確認すると、階下の住人の影が。
その時点で、もしや。。と思いましたよ。
ドアを開けてみたら案の定、騒音クレームを言いに来た階下の方でした。
し・か・も、階下の隣の人(我が家にとっては斜め下の住人)も連れて来ていましたw
あまりにも我が家がうるさいから、斜め下の人も一緒に注意しに来た、という体でしたが、実際は斜め下の人は大量のカップ麺が入ったコンビニ袋をぶら下げていたので、コンビニ帰りに隣人に巻き込まれた、と推測しました。
一人で言いに来いや!w
本音はさておき、ドアを開けた瞬間に、我が家の子ども達が飛び出し、にぎやかに「誰?誰~~??」とやっていたので、「子どもの顔見ると言いづらいわ~」と言いながら割と明るめに「うるさい」と苦情を進言されました。
マンションで騒音クレーム対処法
で、ですね。
うるさいのは自覚があったので、平謝りしました。
しつけが~、マット敷いているのか、夜更かしでしょ?など散々言われましたが、とにかく平謝り。
以後気をつけます。と言って、その場はわりとなごやかに収まりました。
その場には夫がいなかったので、後日夫が単身で、菓子折りを持って階下と斜め階下の家に謝罪に行きました。
その場もなごやかで、むしろ先方が恐縮されていたと夫から聞いています。
そう、騒音クレームが入ったら、とりあえずは
謝罪&菓子折り
これ鉄板です。
菓子折り渡す必要ある?と思ってしまう方もいらっしゃるでしょうが、やっぱ人は単純なので、手ぶらで謝るより、誠意を形でみせたほうが良いでしょう。
もちろん、その後はかなり厳しく子供の足音・物音に気をつけて暮らす日々がはじまりました。
我が家はもともと部屋には分厚いマットを敷いていたのですが、クレームがあってから、廊下や台所などにも防音マットを購入して敷き詰めました。
なかなか痛い出費です。
我が家が騒音クレームが入ってからやった対処法は、
・菓子折り持って謝罪
・新たに防音マットを敷く
・子供を叱りまくる
に集約されてしまいました。
んでですね、私は思ったのですよ。
こんなに叱る必要ある?と。
そこは夫婦間でも考え方にずれがありました。
夫はしかりまくってました。夫も本音はそんなに叱りたくないのですが、マンションに住んでいる以上、そして階下の住人がうるさいと思ってる以上、そうする以外にないと思いつめていたみたいで、精神的に大変きつそうでした。
それに比べると、私は割りとゆるめにしか子供を叱っていませんでした。
相手も「夜だけは気をつけてね」って感じだったし、直接対話の印象だと、「なるべく気をつけてね」という温度感だと認識してたんですね。
だからそこまで怒らんでも、と夫に対して思ってたぐらいです。
だがしかし、その認識は誤っていたようで、再度の警告がきました。
騒音警告文が貼り出された!
じゃじゃーーーん。
直接のクレームから2ヵ月後くらいだったでしょうか。
マンションの掲示板に、騒音クレームの警告文が貼り出されていました。
マンションだから、我が家宛とは限らない、と思います?
でもこのマンション、20戸もなく、未就学児の子持ち世帯となると2世帯しかいなかったんですよ。
もちろん、100%、もう1世帯への騒音の可能性がないとは言い切れませんが、見た感じ上品なご家庭で、お坊ちゃんも礼儀正しい感じ。
騒音の警告文は、ほぼ100%、我が家へ宛てたものだったんですよね~w
ここで笑えるのが私の図太さ。
だけど、夫は耐えられなかったようで、なんと翌日には引っ越し先を決めていましたw
引越しが決まってからも、日々日々子供を叱り飛ばす夫。
引き戸の開け閉めにも気を遣ってストレス溜まっています。かわいそうな夫。むしろ被害者。。
騒音クレームは引っ越すしかない?
ということで、騒音クレームは引っ越すしかない?についてですが、
いやいや、そんなことはないですよね。
まずは、なるべく音が出ないように気をつけて暮らす。
それで相手も気持ちよく暮らせるなら、問題ありません。
で、それで、あなたは気持ちよく暮らせますか?
私はいちいち子供に叱るのいやでした。夫は神経すり減ってました。
こんなの、音が出なくても、我が家的には全然ハッピーじゃない!
しかも、ここまでしても(と私は思った)、再度うるさいと警告が入るなんて、もうお手上げです。
こうなると、
相手が我慢するか、我が家が我慢するか。
相手が引っ越すか、こっちが引っ越すか。
我慢比べです。
私は正直、引っ越したくなかったです。
だって、お金かかるんだもん。
つい先月、賃貸契約更新したばっかりだったし、子供の学区問題もあったし、引越しだって面倒くさい。
でも、夫が「あなたはいいかもしれないけど、私たちは受け入れられていない」と、深刻に何度も訴えてくるので、また、日々夫の神経がすり減っているのは間違いなかったので、引っ越すことにしました。
ここは、本当にそれぞれのご事情、価値観の問題だと思います。
経済的には、引っ越すのはできる限り避けたいですよね。
でも、現実的に、防音対策やるだけやって、それでも文句言われて、ビクビクしながら暮らすなら、精神衛生上、引っ越すしか対処法はない。と言うケースは多いです。
我が家の場合、賃貸だったから引っ越せたとも思われるかもしれませんが、騒音トラブルにより購入マンションを売って引っ越しているケースは割とあります。
騒音クレームでたどり着いた我が家的結論
結局我が家は、次の転居先を
ファミリー世帯が多く入居するアパートの1階角部屋
に決めました。
失敗したくない気持ちが強かったので、内見の際に住んでる人に聞き取り調査もしっかりしました。
・アパートの前で子ども達が遊んでいる
・ほとんど子持ち世帯(間取りが3DK)
・1階角部屋
もちろん、子持ちでも色々ですし、お年寄りでも色々です。
住んでみないと分かりません。
結局、引越しって賭けですよね。どうなることやら。
また、音に対する感度は人それぞれ。
私が「この程度なら」と思っても、相手が思わなければ“騒音”です。
防音マットを敷こうが、子ども達も忍者歩きしようが、一度はこじれた関係。
下の住人からしたら、一度抱いた憎憎しいうるさい家族という印象はぬぐい去ることは難しいのではないでしょうか。
私たちがマンションで騒音クレームを受けて引っ越した体験が、参考になれば幸いです。
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