近年注目を浴びている心理学、Daigoさんのようにテレビで活躍する人も増えたので知名度も上がり、中には心理学を独学したいと考える方も多いのではないでしょうか。
心理学と一口に言ってもプロファイリングのように犯罪者の心理を読み解く犯罪心理学や、カウンセラーのように治療者がクライエントを癒やすために用いる臨床心理学など、分野は多岐にわたります。
まず、なぜ、心理学を勉強したいと思ったのかをはっきりさせることで、学びたい分野、知りたい知識にたどり着きやすくなりますので、ぜひ一度考えてみてください。
また、ただぼんやり勉強したい方や大学一年目でまだはっきり決まっていない方にも役立つ記事になっているので、ぜひご覧ください。
では、おすすめな心理学の本をいくつか紹介します!
心理学の勉強は独学できる?
結論から言えば、できます。
どの勉強にも言えることですが、やはり参考書選びが肝心になってきます。
大学生や都市部にお住まいの方は図書館などでたくさんの専門書に無料で触れることができますが、そうでない場合は自腹で購入することになります。
正直、専門書はとても高いです。その分、内容は濃いです。
つまり先走って参考書を選んでしまうと、高いお金を払ったのに全然知りたいことが書いてなくて、別方面に詳しくなってしまった、ということが起こりかねないのです。
心理学はいくつかの分類に分かれ、それぞれ専門性の高い学問です。
代表的な例を挙げると教育心理学、発達心理学、臨床心理学、認知心理学、産業心理学、犯罪心理学、など……。
どうでしょうか、今挙げた中に興味のある分野はありましたでしょうか。
わからない、見つからなかった、という場合は、ぜひ概論書を購入してください。
あらゆる分野の重要な点が網羅されているので、読んでいて楽しいですし、そこから自分の興味のある分野に発展させる事ができます。
もし自分の興味がわく分野を見つけられている場合でも、めくる程度に概論書を読んでおくと心理学の基本がわかりますのでぜひおすすめです。
心理学の勉強で本のおすすめ3つ
まずは「心理学 (New Liberal Arts Selection)」
『心理学 (New Liberal Arts Selection)』を読むと全体像が把握しやすいと思います。
ただ、入門書として読みやすいのですが量が圧倒的……。全部読むのは骨が折れます。
ただ、こちらをおすすめした理由として、後から辞書として使えることが利点になります。
心理学は分野が膨大なので、どうしても知識が定着するまでは忘れてしまいやすいです。
こうした辞書代わりの本が一冊手元にあると初学者には心強い味方になりますのでおすすめです。
また、世界的に有名な心理学の教科書として「ヒルガードの心理学」もおすすめします。
英語が読める方は「Atkinson & Hilgards Introduction to Psychology」の原著で読んでみるとよいでしょう。
将来的に大学院入試なども考えている方にとっては大変重宝する教科書となります。
最後におすすめする概論書は「心理学概論」です。
京都大学の心理学概論で教科書として使われ、一般の方にも人気の一冊です。
応用心理学を学べる初心者向けの本3つ
ここまで心理学の概論書を見てきましたが、ここからは一歩進んで応用心理学の概論書を見ていきましょう。
応用心理学とは発達や教育、臨床といった分野を一概に言うときに使われます。概論書を読んで興味を持った分野の入門書を選びましょう。
おすすめは有斐閣アルマのシリーズです。
ちなみに有斐閣アルマの本は表紙に丸が並んでおり、左側から右側に色のついた丸が移動するに連れて難易度が上がっていきます。学習のひとつの指針になると思います。
「複雑さに挑む社会心理学」
「臨床心理学入門」サイズも小さいので持ち歩く際も邪魔になりません。
ポケットサイズで各分野を学べるのに内容は本格的なので、概論書を読み切ったという方にもおすすめできます。
こうした専門書を読み終えた方には少々ぬるく感じてしまうかもしれませんが「心理学検定」の書籍も力試しとしておすすめです。
実際、学校へ入らず心理学の知識を証明する試験で有名なものは、今のところこれしかありません。
心理学検定 公式問題集
こちらの検定に合格すると就職が有利になったり、目白大学大学院の入試で優遇される可能性もあります。
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まとめ
いかがでしたでしょうか。心理学と一口に言ってもその分野は様々で、それぞれに奥が深いことがおわかりいただけたかと思います。
その分、独学でも学びがいがあって楽しめると思います。
心理学を学ぶ理由は様々だと思いますが、それぞれの理由に適した心理学を勉強し、人生に役立てていきたいですね。
ご覧いただき、ありがとうございました。
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