結婚式、大人になると一回は呼ばれる式典ですよね。
自分がやる側でなくても結婚式という催しに関わる回数はやはり増えてきますが、中には出席したくない結婚式ももちろんあります。
ご祝儀を渡すにせよ、日程を調整するにせよ、出席する側にもいくらか負担のかかる催しですから時には断らなくてはならない場合もあるでしょう。
でも、いい歳をして「行きたくないから行きません」と断るのは流石に失礼ですよね……、なんとか無礼のない断り方はないものか、とお悩みの方に役立つ「断り方」のご紹介です。
結婚式に行きたくない 友達だけど・・・
仕事や金銭面で負担のかかる結婚式、友達とはいえ行きたくないときだってありますよね。
招待した側も、それは重々承知の上。断られる可能性も加味した上であなたに招待状を送っているのですから、まずはあなたにも断る権利があることを自覚しましょう。
その上で、断ることによってあらぬ迷惑や疑惑を生み出さないような配慮が必要です。
大切なのは「行きたくないから行きません」ではなく、「行きたいけど行けません」といったニュアンスを含めて伝えること。
あなたも向こうもお互いに「仕方ないか」と思えるような理由を盛り込んで、失礼の無いお返事を送ることが肝心です。
それでは、次に具体的な断り文句の例をいくつかご紹介します。
結婚式に行きたくない時の断り方
断り方を考えるときに重要なのは、自分が逆の立場だったらどのような断り方をされれば嫌な気持ちにならずに済むか想像することです。
例えば「身内に不幸があって」という断り文句については、家族ぐるみの付き合いがない少し距離をおいている相手であれば問題ありません。
しかし、古くから仲がよい地元の相手に用いるのは、少々リスクが高すぎます。
言い方をあえて乱暴にすれば嘘をつくわけですから、絶対にばれない嘘でだれも傷つけないよう断るのが重要です。
- 先約があって、行きたいけど行けない
基本的にはこの断り文句で問題ないでしょう。
ただ、友人側からすれば「私の結婚式より重要な用事があったってことね」と考えますから、それ相応の理由をでっちあげておかなくてはなりません。
自分の身内の冠婚葬祭などがベターです。友人からすればそれを確かめる術はありませんし、血縁関係を優先するのは仕方ないか、と納得もしてもらえます。
そして引き合いに出す身内は、あえていとこなど遠めの人を出すようにします。理由としては、父母や兄弟姉妹では、今後なにか話のはずみでボロが出てしまう可能性があるからです。
また、相手が家族ぐるみで仲が良い場合についても、いとこに会ったり言及したりする機会はそうそうないでしょうから、ベターな選択肢といえます。
間違っても、当日、インスタに「ディズニーなう」みたいな投稿は避けましょう。嘘をついているのですから、バレないようおとなしくしておくことをおすすめします。
結婚式を断るのはいつまでがマナー?
招待状が届く前に新郎新婦から電話などで出席の打診があった場合、招待状が届いた場合、招待状に出席と答えてしまった場合、の三つに分けられると思いますが、それぞれタイミング別に見ていきます。
まず返信する前、打診があった時点での断り方ですが、これは直接新郎新婦に電話を入れるのがよいでしょう。
「電話では出席すると言ってしまったけれど、どうしても外せない用事があって」と断り、追求されたら上記の理由を述べればよいです。日程を確認したらかぶっていて、どうしても行けない、申し訳ないという気持ちを伝えましょう。
招待状が届いたあと、返信する前の時点での断り方ですが、そのまま招待状に返信する形で欠席を伝えます。
必ずお祝いのメッセージと欠席のお詫びを添えて、新郎新婦をがっかりさせないよう心遣いをみせましょう。
最後に、招待状には出席と答えてしまったあと、当日や近々になってきた時点での断り方ですが、この場合直接新郎新婦に連絡を入れるのはやめましょう。
直前になると新郎新婦も準備に追われて忙しくなりますので、結婚式場に連絡を入れてスタッフさんから新郎新婦へ伝えてもらうのがベターです。
すでに料理や会場の準備が始まり、キャンセル料を取られてしまう可能性がありますので、新郎新婦に渡す予定だったご祝儀とは別にお詫びの金額をいくらか包んでおきましょう。
お詫びの金額を渡すのは式当日ではなくとも、ある程度新婚生活が落ち着いた頃で良いでしょう。改めてお詫びのメッセージとお祝いの言葉を添えて、郵送や直接渡すのが望ましいです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
結婚式にどうしても多忙で行けない場合の断り方をご紹介してきました。お役に立てましたでしょうか。
結婚式はその人にとって、人生の中でも大きな節目となる催事ですから、一生記憶に残る場面でもあります。
そんな重要な場面に呼ばれたことの意味をしっかりと考えて、なるべく傷つけないような断り方を心がけましょう。
いずれの場合でもお祝いの電報を打つことを忘れずに、気持ちを伝えましょう。
ご覧いただき、ありがとうございました。
コメント