長かった冬も終わり、春から心機一転、新生活を迎える方も多いのではないでしょうか。
とくに初めて引っ越しをされる方にとってはどきどき、わくわくしますよね。不安なことも多くあると思います。
その中でも気になるのが引越し後のあれこれ。細かな手続きや荷解き、アパートに住む場合はご挨拶にも伺わなくちゃ……。目の回るような忙しさです。
ただ、最近は一人暮らしの引っ越しであれば挨拶をしない、という声も聞くようになりました。初めて引っ越す方は混乱してしまいますよね。
ということで、初めてでも混乱せずスムーズに引っ越しを終えられるよう、一人暮らしの場合における引っ越しの挨拶についてまとめてみました。
引越しの挨拶は、一人暮らしの場合しない方がいい?
一人暮らしでの引っ越しということは、単身用世帯へ引っ越しされる場合が大半だと思います。つまり、挨拶しに行く相手もあなたと同じく一人暮らしであるということ。
もしあなたが女性であれば挨拶を控えたほうが無難です。
挨拶しにきた時点であなたが一人暮らしであることが相手にも伝わりますし、そうした情報を与えてしまうことからも、一人で挨拶に行くのは防犯面で得策ではありません。
とはいえ全く音沙汰ないまま隣に人が住んでいた、という状況は流石に失礼にあたります。やはりベストは引っ越し時に付き添い(できれば男性)とともにご挨拶に伺うことです。
もしそれも心配だという場合は直接伺わず、こっそりドアノブに粗品とメモを入れた袋をぶらさげておきましょう。
メモには「伺いましたが留守でした。〇〇号室に新しく越してきた〇〇と申します、よろしくお願いいたします」といった程度の簡単な自己紹介を記入しておけば大丈夫です。
ただ、これはある程度都会へ引っ越す場合の話。田舎と都会ではベターな行動がガラリと変わってしまうので要注意ですよ!
つぎに田舎へ引っ越す場合の挨拶のマナーを見ていきましょう。
引越しの挨拶は田舎の一人暮らしでもしないもの?
田舎への引っ越しを検討されている方もなかにはいらっしゃるかと思います。田舎への引っ越しの場合、上記とは少し異なる考え方をすべきです。
というのも、やはり日本の田舎はまだまだムラ社会ですから、新参者が挨拶にも来ずのうのうと暮らしているとなればいい顔をしない可能性があります。新入り、よそ者、という見方が未だに強いんですね。
どれくらい田舎なのかにもよりますが、もし入居予定の部屋がレオパレスなどの流動性の高い物件ではない場合、またあなたがその土地に長く住まう予定であればなおさら挨拶しておくことをおすすめします。
また、挨拶に行くときにびっくりしないよう補足すると、田舎の人付き合いに慣れていない人からすれば想像できない部分かもしれませんが、田舎は刺激が少ないため、新しい入居者は非常に目立ちます。単身者であればなおさら詮索の的になりやすく質問攻めにあいます。
「どこから来たんだ?」「何してるんだ?」「恋人、家族はいるのか」といった詮索を悪意なく行ってくるんですね。やはり自分たちのフィールドを守ろう、という意識が都会に比べて圧倒的に強いので、まず新しい人について知ろうとします。
その場合、慌てたり、顔に出したり、変に隠したりせず、伝えてもよいことだけ伝えて、言いたくないことはぼかして伝えましょう。取って食われるわけでもありませんしね。
初めの印象を良くしておけば「新入り」として認められ、おすそ分けをくれるなどおおらかな人が多いのも田舎の良いところではあるので、ぜひはじめの挨拶を皮切りに良好な関係を構築しておきたいですね。
挨拶に行くタイミングは都会とあまり変わりません。できれば引越し当日、付き添いの方と一緒に回るのが良いでしょう。粗品は「ここでは手に入らないもの」を渡すと喜ばれます。
ということで、次は具体的におすすめできる粗品を紹介します。
一人暮らしの挨拶で粗品を渡すなら
これまでの主流は洗剤でしたが、最近は洗剤にもさまざまな種類が出てきてしまったため必需品というよりは嗜好品の色合いも強まってしまい、無難な選択肢ではないといわれていますね。
県外など、遠くに引っ越す場合は自分の地元の特産品などは喜ばれやすいのでおすすめです。他にはやはり無難にタオル、日持ちするお菓子などが選ばれています。THE・粗品、って感じですね。
私は以前、北海道の空知地方から引っ越してきた方に空知カレーのレトルトをいただきましたが、そうした限定品をもらえるのはやはり嬉しいですし印象にも残ります。話題作りにも一役買ってくれますしね。
ただ、食べ物にもやはり好みが出てきてしまいますから、特に食品の名産がない場合、食品であればお米や油といった必需品から粗品を選ぶようにすると間違いないかと思います。
引越しの挨拶まとめ
いかがでしたでしょうか。引っ越しは考えることがたくさんあって本当に大変ですよね。
特に、引っ越したあとのことを考えると気が重くなることもあるかもしれません。でも、新天地で新たなスタートが切れるよう、もうひと踏ん張り。がんばりましょう。
この記事が引っ越しのお役に立てていれば幸いです。ご覧いただきありがとうございました。
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