2月の学習塾は受験直前、なんなら真っ只中で少しピリピリしてくる時期です。
そんな雰囲気の中、世間では2月はある甘~いイベントで盛り上がってますよね。そう、2月最大のイベントといえば、バレンタインデーです。
実は、受験直前の塾でもバレンタインデーイベントは起きたりします。
生徒同士ならいいのですが、女子生徒が男性講師にチョコレートを渡すというパターンが結構あるんです。
教え子にチョコレートをもらいうれしい反面、お返しをすべきかどうか困ってしまった人も多いのではないでしょうか?
本記事ではそのようなことがあった時の対応について、現役塾講師の筆者がお伝えします!
もくじ
塾講師はバレンタインのお返しを生徒にしてもいいのか?
まずもらった際に起きるのは、お返しをすべきかどうかという問題ですよね。
一人の生徒に講師が特別に贈り物をすることに、抵抗がある人も多いのではないでしょうか。
個人的には、お返しをすることにそこまで問題はないと思います。
生徒がいつもお世話になっているお礼としてバレンタインチョコをくれたのであれば、むしろ何もお返しをしないのも失礼だとも考えられます。
男女問わず塾が好きだという生徒のあげるその理由に、「先生が好き」というものはよく挙がります。
塾は学校と違い商売なので、顧客である生徒の心をつかむ意味でもお返しはしても良いと思いますね。
ただ、アルバイト講師などがお返しする際には自分一人で判断せず、お返しをしても良いかを信頼できる社員の方(できれば塾長)に相談したほうがいいです。
雇われている以上、塾の方針に従うことが大前提です。
もし物をあげるのがだめだといわれてしまった場合は、生徒に対し物のお返しができない旨を伝え、丁寧にお礼を言いましょう。
きっと喜んでくれるはずです。
塾の生徒はホワイトデーに期待してる?
結論から言うと、99%期待していますね(笑)。
誕生日プレゼントと違い、バレンタインデーはホワイトデーとセットのイベントであるため、生徒もホワイトデーにお返しをもらうことを心のどこかで期待しています。
お返しが塾の社員の方に許可されたなら、ホワイトデーに返してもいいと思います。
様式美ってやつですね。イベントごとには大事なことだと思います。
塾が好きになることは、生徒の学習へのモチベーションにもつながります。
そういう意味ではもしかしたら、バレンタインデーが塾の売り上げに貢献するなんてこともあるかもしれないですね…(笑)
生徒にホワイトデーのお返しをする際の注意事項【塾講師編】
さて、ここまでお返しをすることに肯定的だった筆者ですが、やはりバレンタインデーは恋愛が絡んでくるイベントであり、塾が学校ではないにしろ教育の場であること、相手は子供であることを考えると、いくつか気を付けなければいけないことがあります。
この章では、ホワイトデーのお返しをする際の注意点をお伝えしていきたいです。
1)やたら高価なお返しはしない
返すものの値段によっては、他の生徒の不公平感を引き立てかねません。
生徒でも手が届くくらいのお菓子などにとどめましょう。
やたら気合の入った手作りのものなども避けたほうがいいと思います。
物の質ではなく、お返しをする気持ちが大切です!
2)フランクな気持ちで渡す
お返しをする際、なるべく軽い感じで渡しましょう。
生徒は多感な時期です。渡し方によっては他の生徒に冷やかしたりされかねません。
そうなると渡した子にとっても塾にとっても、あまりいいことはないですよね。
具体的には、複数人からもらった場合は同時にお返しする(もちろん同じものを!)、質問に来た際にお返しだよといって簡単に渡すなど、周りへの影響をなるべく抑えられる方法を考えてみましょう。
3)学習指導での優遇を絶対にしない
「塾長に相談したところ物のお返しはNG。なんとか気持ちにこたえてあげたい…。そうだ、特別補修をしてあげよう!塾ならそれが一番いいはず!」
…こんな風に考える人もいるんじゃないでしょうか。
実はこれ、絶対にダメです。
生徒はお金を払って指導を受けに来ます。バレンタインチョコをもらったお礼に、そこでほかの生徒と差をつけてしまうことはあってはならないことです。
絶対にやめましょう。
塾講師のバレンタインお返しまとめ
本記事ではバレンタインに生徒にお返しをする際の注意点を、現役塾講師である筆者の個人的な意見を中心にまとめました。
一番大切なことは、すべての生徒を傷つけてしまわないよう対応することだと思います。
迷ったら、まずは信頼できる先輩に相談してみましょう!
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