ただでさえじめじめでカビが発生しやすいアパート1階の部屋。長期間自宅を留守にしないといけないとなると、心配なのはカビ、湿気、虫…。
今回は、家を長期間不在にする場合のカビや湿気・虫対策、雨戸はおろしたほうがいいのか?の疑問にお答えします。
もくじ
長期不在のカビ対策。誰でも簡単にできる4選
とくに梅雨や夏場に家を長期不在にする場合、冬よりもたくさんの気遣いが必要です。
留守だと換気ができないため、湿気は溜まる一方。梅雨・夏の留守宅で一番気をつけるべき対策がカビ対策です。
この章では、簡単にできるカビ対策を3つ紹介します。
換気扇は回したままにする
換気扇が付いているところは、トイレやお風呂など、湿気が溜まりやすい水周り。
トイレや風呂場などの水回りの換気扇は、普段から回しっぱなしのご家庭も多いと思います。
留守中も換気扇は回しっぱなしにしておきましょう。
トイレやお風呂の戸も開けておくと、空気がこもらずカビが発生しにくい環境となります。
洗濯物はすべて洗い、乾燥済みの状態に
洗濯物はすべて洗い、乾燥させた状態にしてから戸締りしてください。
洗う前の洗濯物をかごに入れたまま長期不在にすると、カビが発生する場合もあります。
もともとジメジメしている部屋だと、洗濯物の山にきのこが生えていたという猛者も・・・w
また、部屋干しのまま出かけるのはNGです。
長期留守にする際は面倒でも、コインランドリーなどで洗濯物をしっかり乾燥させてから行くと、衣類やその周辺のカビに見舞われずにすみます。
押入れ・クローゼットの戸を開ける
押入れやクローゼットの戸は普段閉めていると思いますが、長期不在にされる際は全開にしておいてください。
これで押入れ内に空気がこもり、湿度が高まることを防ぎます。
また、余裕があれば、クローゼットの中に吊るしている服はクローゼットから出し、部屋内に吊るしておくとよいでしょう。
押入れに入れている布団も、部屋内にすのこを広げ、その上に置くのがベスト。
湿気を一部にかためない工夫をすると、カビ対策になります。
ゴミは捨てきる。捨てられない生ゴミは冷凍庫へ
ゴミは必ず長期不在前に捨てきってください。
生ゴミだけでなく、普通のゴミでも汚れや食べかすが付着していると、そこがカビや虫の発生源となってしまいます。
生ゴミは、多少無理してでも家の外に捨てておくと良いでしょう。
どうしてもごみ収集日の兼ね合いで捨てられないときは、冷凍庫に入れて生ゴミを凍らして保存してください。
なんとなく抵抗があるかもしれませんが、凍ってしまえば大丈夫。
生ゴミを常温において腐敗を進めるよりは、まったく衛生的です。
留守宅の湿気対策3つ
先の章では、長期不在時のカビ対策を紹介しました。
この章では湿気に特化した対策方法を紹介しますね。
湿気対策が虫対策を兼ねる部分もあるので、こちらで紹介する湿気対策はぜひ取り入れて、安心して家の戸締りとしてくださいね。
除湿剤を部屋中に置く
ドラッグストアやホームセンターなどで売られている除湿剤。
ふつう、押入れやクローゼットの中に入れておきますが、長期留守時は部屋のあちこちに置いておくと良いでしょう。
また、除湿剤は重曹でも代替できます。
重曹は吸湿・消臭作用があるので、平べったい皿や容器に入れて、除湿剤のように部屋のそこここに置いて置けばよいでしょう。
3ヶ月~6ヶ月は効果が持続すると言われています。
帰宅後は、掃除などに再利用できるので、コスパもいいですよ。
食品は食べきる・食べきれないものは冷蔵庫へ
食品は食べきってお出かけください。
万が一食べきれない場合は、不在中に確実に腐敗してしまうものは捨てる、不在後も保存が効くものは冷蔵庫に入れて保管しておくと良いでしょう。
米やジャガイモなど、普段は常温で保存しているものも、冷蔵庫に入れてくださいね。腐敗だけでなく、虫も寄ってきますので…。
食べ物系の処理は留守宅での意外な盲点。
床やテーブルの上、台所に残った食べかすや食品の切れ端からも、カビや虫の発生源となりやすいです。
家を空ける前には、いつもより念入りに掃除もかかせません。
排水口を塞ぐ
排水口は、虫がわいてくるスポット。
排水口には排水トラップが付いているのですが、これは下水道の悪臭を防ぎ、害虫を屋内に進入させない効果があります。配水管が途中で曲がっている部分、これが排水トラップです。
留守中は水を使わないため、排水トラップの水が蒸発し、虫の侵入を許してしまいます。
出かける前には排水口に水をたっぷり入れる&排水口をラップやふたで塞いでください。
排水トラップに水を満タンに入れる&ラップで排水口の入口をふせぐことで、害虫の侵入や悪臭の発生を防止できます。
長期留守の際シャッターは閉める?
長期に家を空ける場合、シャッター・雨戸は閉められていますか?
雨戸は防犯対策になりますが、反面、留守を強調しているとも言われ、雨戸を閉める方、閉めない方さまざまかと思います。
ここでは、梅雨の留守、湿気対策・かび対策に主眼をおいて話を進めますね。
カビ対策には、雨戸・シャッターは閉めないことをオススメします。
やはり、雨戸を閉めると陽が一切入りません。陽が入らない=湿気が溜まる・じめじめするので、カビも発生しやすいです。
できれば、分厚い射光カーテンなども引かず、レースのカーテンだけを引いておくと日中は陽が入りますので、かび対策にはなります。
が、このトピックは防犯とカビ・湿気、いずれの対策を優先するかになりますので、個々の事情に合わせてご判断ください。
アパートやマンションの1階だと、湿気も溜まりやすいが、外部からの侵入も悩ましいところ。
長期留守時には、家に貴重品を置かないようにするのも一手ですね。
雨戸・シャッターの閉めっぱなしについて湿気・防犯面から徹底考察!
長期不在カビ対策まとめ
いかがでしたでしょうか。
梅雨や夏時に家を長期不在にすることは、家中湿気とカビに覆われるリスクがどうしても付いてきます。
今回紹介した湿気対策は、どれも簡単なものばかりです。気持ちよく帰宅できるよう、しっかりと湿気対策・かび対策をして戸締りしてくださいね。
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