塾講師といえば、生徒と触れ合う楽しさや志望校に合格させた時の達成感、また時給の高さからアルバイトとしてかなり人気がありますよね。
その魅力に引き込まれ、このまま塾で社会人として働きたい!と思う人も少なくないのではないでしょうか。
ただ、社会人として働くとなると何歳まで働けるのか気になる人も多いでしょう。
本記事では、現役塾講師の筆者が塾講師の体力面のリアルや、実際に60歳を超えて働いている塾講師の方の例などをお伝えいたします!
塾講師は何歳まで続けられる?
結論から言うと、ズバリ働く塾や雇用形態よります。
正社員として雇用された場合、塾によっては50代を越えてくると講師としてではなく教室長など運営に携わる仕事に就く人も多いようです。
ただ、安定感は少し減りますが、正社員ではなく時間給講師として雇用されれば何歳になっても授業が中心の仕事となります。
授業することに本当にやりがいを感じていて、いつまでもバリバリ授業をこなしたいという方は、雇用形態から考えてみてもいいと思います。
また大手ではなく個人塾では、正社員として雇用されても若い時から運営と授業の両方をこなすというパターンも多いようです。
塾講師を襲う体力や体調不良のリアル
塾講師に対して、体力的にきつそうという印象をよく聞きます。
年齢が高くなったときに体力的に厳しいんじゃないか、という不安を抱えている人も多いのではないでしょうか。
塾講師という仕事に対するこのようなイメージにはいくつか要因があり、まず労働時間が遅い時間であることが挙げられます。
子供が来るのは夕方なので、どうしても業務は夜まで続きますね。
夜型の生活が苦手な人は、少し苦労するかもしれません。
また、やはり元気な子供たちに授業をすることは体力的にもかなりエネルギーをつかいます。
たしかに年齢が上がるにつれて、体力的に負担が大きくなる可能性は否めないですね。
と、ここまでいくつか厳しい点を挙げましたが、私個人の考えとしてはどんな仕事も体力的にきついシーンはあると思うので、そこまで気にし過ぎることもないのかな、とは思います。
好きな仕事だから頑張れるというシーンも多々ありますし、最近の塾では講師の労働条件を見直しているところも多いですよ!
もし現在アルバイトなどで働いている方は、その塾の労働条件等を仲のいい社員の先輩に聞いてみるのもありです。
60代塾講師のリアルな声を紹介
たまにある質問で、「60歳を過ぎても塾講師をしている人はいるの?」と言うものがあります。
その問いに対する解答はズバリ、YESです。
筆者の現在務めている個人塾では、塾長が60代後半で現役バリバリで働いています。
また、他の講師の方でも60代前半の方がいますね。
2人とも事務的な仕事と授業の両方をこなしています。
塾にもよるのですが、特に個人経営の塾だと60歳を過ぎても働いている講師の方は珍しくないようですね。
その方達は日々勉強していて生徒のためにいろんな準備をかかさず、年齢なんて感じさせない情熱を持っています(笑)。
生徒からもおじいちゃんの様な感覚らしくとても人気がありますね。若手よりも人気かもしれません(笑)。
今回そのお二人に塾講師を長く続ける大変さややりがいをインタビューしてみました。
「塾講師を長く続けるメリットは、やはり経験が蓄積されていくこと。引き出しが増えるのでいろんな切り口から指導することができる。
他の仕事だと経験がつくと慣れてこなしてしまうことも多いと思うが、塾では年々微妙に変化する傾向に合わせなければならないため否が応でも勉強をする。
60歳を過ぎても成長し続けることができる仕事です。」
60代前半の講師
「毎日エネルギー満タンで来る子供達を相手にするのは、体力的にきついと感じることも多いです。
ですがやはり合格発表を聞いた時の嬉しさが忘れられなくて、今もこの仕事を続けています。
昔教えていた生徒がアルバイトとして塾に来て一緒に働くことも多く、他の仕事にはない魅力がたくさんあると思います。」
お二人とも楽しそうに答えてくれました。長く続けることで、見えてくるものや得るものがあるようです。
塾講師は何歳まで まとめ
結論、塾講師に年齢の制限は特にないです。
ただ、最初の方にも述べたように講師としてずっと働けるかは塾の形態によるところも大きいので、もし今勤めているところで長く働きたいと考えている方は、仲のいい社員の方に直接聞いてみるといいと思いますよ。
ここまで読んでいただきありがとうございました!
コメント