じめじめ梅雨の季節がやってきましたね。
心配なのはお弁当。湿気が多いと、お弁当が腐りやすくなり、ふたを開けた瞬間に臭いが鼻に付くこともあるもの。
今回は、梅雨時のお弁当を腐らせない対策方法と、オススメのおかずを紹介します。
もくじ
梅雨はお弁当対策が必要な理由
梅雨時にお弁当対策が必要な理由ですが、ずばり食中毒対策です。
梅雨から夏にかけては、お弁当が傷みやすいですよね。それはやっぱり高温・多湿という、細菌が増殖しやすい環境がばっちり整うから。
一般的に細菌は15℃℃~40℃が適温帯。35℃前後で増殖しやすいです。細菌は人肌くらいの温度が大好きなのです。ですので、細菌による食中毒が発生しやすい梅雨~夏の暑い時期にかけて、お弁当には注意が必要なのです。
お弁当を腐らせない方法7つ
では、どうやったらお弁当が腐りにくい(細菌が増殖しにくい)のか?
対策方法を紹介していきます。
1)お弁当箱はきちんと洗う
お弁当の角や、ふたのパッキンなどに汚れが付着したままだと、菌の増殖の手助けとなります。すみずみまで意識して洗ってください。また、余裕があるときは熱湯消毒をするとより安心です。
2)調理前に手は洗う
言うまでもないですが、調理前の手洗い、ぜひお願いします。
お弁当のおかずに気を使う以前の問題ですが、最低限の衛生管理はしっかりやりましょう。
3)詰める前にしっかり冷ます
これ、分かっちゃいるけど意外となぁなぁになっていませんか?忙しい朝に冷ましている時間なんてないと適当になりがちですが、具材があたたかいままお弁当箱に詰めると、ふたの裏に水滴が付いたり(=水分が出る)、容器内が高温になり菌が増殖しやすくなります。
オススメの冷やす方法は、うちわであおぐこと。古典的手法ですが、コレが一番確実で早いんです。冷蔵庫より早く冷えますし、放置のように乾上がった感じになりません。つまり、味的にも衛生的にも最良の冷ます手法です。
4)具材はしっかり火を通す
半熟気味の卵焼きなど、冬場はいいですが梅雨~夏場はNGです。おかずはしっかり加熱してください。ちくわやハムなども、この時期は加熱することをおすすめします。焼き目を付けてもおいしいですよ^^
5)水分の少ない具材を詰める
細菌は水分のない食品で増殖することはできません。逆に、水分があれば増殖しやすい性質があります。ですので、梅雨時は水分の少ない具材を意識して入れてください。水気のある具材は、詰める前にキッチンペーパーで水分をふき取ることがおすすめです。
6)ご飯は酢で炊く・抗菌作用を生かす
ご飯を炊く際に、お米2合に対し酢大さじ1杯ほど入れて炊くとよいです。炊き上がったご飯は酸っぱさは感じません。また、抗菌作用のある梅干やからし、しょうがなどを具材の調味料として生かしてください。
7)保冷材・保冷バッグ
お弁当の保管状況も大事です。保冷材の使用、特に保冷バッグに入れていくと随分違います。100均でも手に入れられますので、ぜひご利用されてください。
梅雨のお弁当 おかずはコレがおすすめ
■いなりずし
酢飯で作るので傷みにくいです。
■しその卵焼き
しそには抗菌作用があります。卵はしっかり加熱してください。
■冷凍ゼリー
おかず…ではありませんが、凍らせた一口ゼリーを入れると、保冷&すき間埋めになって一石二鳥です。
■カレー炒め
カレー粉で野菜や肉を炒めると、スパイスも効きますし、水分も飛びます。
■冷凍食品
からあげなど、種類も豊富。水分もないし、加熱ずみだし、手軽だし。積極的に使っていきましょう。
■焼き目を付けたかまぼこ等ねりもの
かまぼこやハムなど、焼いただけでも普段と違った味わいです^^
■そぼろ
そぼろは水分が飛んでますし、手軽にできますよね。味もしっかり付けて食欲増進♪
まとめ
いかがでしたでしょうか?
梅雨時のお弁当は心配しますが、
手と容器は清潔か? 火を通したか? 水分はないか?
と、基本的なことだけでも抑えていると随分違います。
あまり気にしても負担になるので、最低限のポイントを抑えて普段通りにお弁当作りこなしてくださいね。
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