お中元をいただいた場合のお礼状、どうしていますか。
親戚にいただいた場合、世帯主である夫がお礼すべきなのか?
それとも家庭のことを取り仕切る者として妻がお礼しても良いのか?
その場合は代筆という形をとるのか?
はがきでお礼状と時候の挨拶である暑中見舞いを兼ねてよいのか?
今回は上記の疑問にお答えします。
お中元のお礼状は妻が代筆してよいのか?
結論から書きますと、お中元のお礼状は妻が代筆してよいです。
妻が代筆することは失礼ではなく、むしろきちんとしたお嫁さんだなという印象を与えることもできる良い機会となります。
遠慮せず妻であるあなたが代筆してお礼状を出していただければと思います。ただ、代筆よりも連名という形のほうがしっくりきます。
注意点としましては、
1)相手方が親戚の場合、代筆ではなく連名とする
親戚にご挨拶する場合、「代筆」とするよりは夫とあなたの名前を「連名」形式で送ったほうがよいでしょう。
代筆だと、まるであなたはお礼の当人ではないような印象を受けます。夫婦そろってお礼の気持ちを述べることは自然なお礼状の形です。
2)夫しか知らないはずの内密な話題は書かない
夫婦間では共有されていても、あなたは知らないことになっている内輪の話題などにうっかり言及しないようにしましょう。
●●さんが近々結婚する 等、たとえおめでたいことであっても、電話や立ち話と違ってお礼状は後々まで残ります。親しいからといって、軽はずみな言及は避けましょう。
3)ネットや書籍に掲載されているテンプレートをそのまま利用しない
なにもイチからお礼状を考えろとは言いませんし、できません。
ですがテンプレートはあくまでテンプレート。例文です。
あなたの家庭の近況や、いただいたお中元に対する感想など、具体的な内容を書き足してオリジナルなお礼状にしてください。気持ちの伝わり方が全然違いますよ。
お中元のお礼状 ハガキで親戚に出しても良い?
お礼状は正式には手紙でと言われていましたが、今日でははがきでも失礼ではないという認識が一般的になっています。
万が一、お礼状の送り先である親戚の方が非常にマナーに厳しいと言う場合は、念には念を入れて手紙で送ったほうが自分も気をもみませんし安心です。
手紙かはがきかという形よりも、すばやくお礼状を出すということのほうが肝心です。
届いたその日にまずは電話で「届きましたよ、ありがとうございます」と簡単に伝えた後、はがきでお礼状を出せばまず非常識というレッテルは貼られないでしょう。
お中元のお礼と暑中見舞いを兼ねても良い?
お中元のお礼と暑中見舞い、時期的に同じ場合も多く、できれば一度にまとめて送れると楽ですよね。でもコレだとマナー違反?
まずはお中元と暑中見舞いの本来の意義をおさらいします。
暑中見舞い・・・暑さをねぎらい相手の近況を訪ねる挨拶
ですので、暑い時期への挨拶という点では重なりがあります。
また、先方の手間を省くという心遣いの点からも、お礼状と暑中見舞いは兼ねても良いです。
正式には、暑中見舞いの時期は諸説ありますが
7月7日頃~8月7日頃(二十四節気の小暑~立秋)という説や、夏の土用の時期(立秋の前の約18日間。7月20日頃~)、あるいは梅雨が明けてからと言われています。
地域にもよりますが、ここはまとめて
梅雨明け~立秋頃
の間と捉え、お中元のお返事がその間にあたる場合、お礼状と暑中見舞いの挨拶を兼ねてしまえば面倒でないでしょう。
ちなみに、残暑見舞いは立秋を過ぎてから8月末頃までです。
兼ねることは失礼かと心配になりますが、先方の手間も省く心遣いだと思えば全然気持ちも変わりますよね。
兼ねるか兼ねないかより、お中元のお礼状はすぐに出すと言うことのほうが大切です。
暑中見舞いと兼ねたいからお礼状を出すのを遅らせる、となれば本末転倒です。あくまでもお中元の届いた日から遅くとも3日以内が暑中見舞いの時期と重なっていた場合の対応と心得てくださいね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
まとめますと、
- お中元のお礼状の代筆は妻がしても良い
- お中元のお礼状はハガキで親戚に出しても良い
- お中元のお礼と暑中見舞いを兼ねても良い
となります。
お中元のマナーは各ご家庭や地域によって差がありますので、あくまで目安ですが、気に病むほど難しく考えなくて大丈夫ですよ。
肝心なのは、お礼の気持ちとすばやい対応です。
さくっとお礼状を出して、気持ちの良い夏をお迎えください^^
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