お葬式やお通夜で、香典辞退が増えている?!
マナーや作法でガッチガチの葬儀周りですが、香典を辞退する方法があるって知っていましたか?
私は知りませんでした^^;
先日、身内を亡くし、家族葬を行ったのですが、故人と近しい親族の判断で香典辞退とすることになりました。
なぜ香典辞退としたのか?
弔問者の反応はどうだったのか?
受付で押し問答にならなかったか?
実体験として、生々しくお伝えします。
香典辞退を家族葬で行った理由と反応は?
香典辞退、ということができるなんで、その日まで知りませんでした。
その日、とは通夜で受付を任命されたとき。
「香典は辞退するから、受け取らないでね」
と言われ、へーそんなことができるんだ。時代も変わったなあ。と割とポジティブに受け止めました。
だって、香典もらっても香典返しがあったりと、もともとの理由はあるんでしょうけど、いまや形骸化しているだけで、煩わしい慣習だと思う気持ちがあったからです。
このときの家族葬で送り出す故人は90歳。この地(宮崎)にはほんの数年前、娘夫婦の世帯にお世話になるために来たばかり。友人知人親戚含めほとんど居りませんでした。
結婚式のご祝儀と同様、お葬式も香典で式代を一部まかなうこともできるのに、断るなんてお金に余裕があるのかな?
と思ったら
・故人の貯金から葬儀代は出る
・香典で葬儀代をまかなおうという発想はない
という答えでした。
なぜ香典辞退をしたのかと言うと、
・形骸化している慣習に習う必要を感じなかった
という点が大きいみたいです。
しかし、弔問者(葬式・通夜に来た人)の反応を見ると、途惑っていたと言えます。
葬儀場のスタッフに「最近は香典を辞退される方も多いのですか?」と聞いてみたら、「かなりめずらしいです」と苦しそうに?答えてくれました(笑)
九州の宮崎という保守的な土地柄も大きく関係しているかもしれませんね。
大阪の方で「この頃は半分くらいの葬式で香典辞退やなぁ」と言っている方もいました(個人の体験の範囲です)。
葬式関連のことは地域差が大きいです。
通夜の受付で香典辞退しました【体験談】
通夜の受付を任されたのですが、香典辞退を伝える例文がきちんと用意されていました。ということは、少ないながらも前例があったということでしょう。
想定どおり、「香典は辞退させていただいております」と伝えても、渡そうとする方は何人かいらっしゃいました。ですが、大抵はきょとんとしながらも、すぐに香典を自分のかばんやポケットに戻していました。
これは、
・受付台に香典辞退のボードを置いていた
・受付(遺族)が口頭で伝えた
・葬儀スタッフが口頭で伝えてくれた
と、多方面から受け取らないという意思を明確に示していたからだと思います。
特にスタッフの方がはっきりとその旨伝えてくれたという点は、押し問答ならずに済んだ大きな理由のひとつです。
基本的に全員お断りしたかったのですが、自治会などからは「決まりですから」と言われて受け取らざるを得ない場面もありました。
ほかに、お菓子は受け取っていました。
「お花だったら受け取ってくれますか?」など代替案の提案もすべてお断りしましたが、香典辞退は思ったより面倒だな、というのが率直な感想です。
やはり、慣習を打破するのって大変なことだ、気力も必要だ。でも、少しずつの摩擦を積み重ねて慣習は変わっていくのだろうなと思いました。
まとめ
お葬式お通夜での香典辞退は、スムーズにことが運ばないという面もありましたが、体験できてよかったです。
個人的には、香典辞退もよいけれど、香典返ししません宣言もよいな~と思いました。
香典辞退、今はまだめずらしいかもしれませんが、今後確実に増えていくスタイルでしょう。
参考になれば幸いです。
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